コラム

 公開日: 2015-12-20 

建物の老朽化による立退き要求は、正当な事由になるのか?

老朽化による立退き要求。


例) 貸主から「建物が築後35年を経過し、老朽化により安全が保てない。建て替えを
するので1年後までに立ち退いて欲しい。」

このケースの場合、築後35年を経過した建物の老朽化が「正当事由」に当たるか否かが
問題となります。
建物の老朽化は正当事由の判断の一つであることは確かですが、判断要素の一つに過ぎず
、「老朽化」が「正当な事由」になるとまでは考えられていません。

このように、老朽化を正当な事由として、立退きの要求をすることは、通常認められていません。

仮に、耐震診断等により建物の安全性に問題があり、耐震補強工事等が必要な場合にお
いても、その工事が建替えと同等の費用が必要になる等の特別の事情がない限り、貸主は
安全性を理由に契約の解除をすることはできない可能性が高いと思います。

逆に、建物の安全性に問題があることが判明したときは、貸主には補強工事を行う義務が
生じます。(貸主の修繕義務)

やはり、立退きの要求は、裁判等の法的解決は得策ではなく、借主に事情を丁寧に説明を
して、真摯に話し合いをすることが最善の方法かと思います。
また、借主も貸主の事情も良く聞いて話し合いに応じたうえで、判断することが大事なことです。

建物の被災と改修費用の負担。


○随時、不動産相談の受付をしています。 メールでの受付は
○メールでのご相談もお受けしています。  メールでの相談は
○不動産のセカンドオピニオン 岡山市の不動産コンサルタント 宮本裕文
料金表
セミナー

この記事を書いたプロ

有限会社富商不動産販売

不動産コンサルタント 宮本裕文

岡山県岡山市北区富町2-3-29  富商ビル1階 [地図]
TEL:086-253-1217

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

9

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
コンサルタント料金表

●[不動産のコンサルタント]●不動産の売買・賃貸・管理・収益に関するご相談をお受けいたします。1件 60分 ¥3,000円●[その他、不動産に関する相談...

最新のお知らせ
イメージ

●電話無料相談のお知らせ●○料金 初回無料 ○時間 10分程度①受付方法メールフォームから簡単な相談内容と相談日時をご予約下さい。前日までにご予約...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
取締役社長でコンサルタントの宮本さん

不動産のあらゆるお悩みを、豊富な知識と経験でスッキリ解決!(1/3)

 不動産業界に入って約30年を迎える「有限会社富商不動産販売」(岡山県岡山市北区富町)代表取締役社長の宮本裕文さん。これまで岡山市北区富町の石井中学校区で地域に密着した不動産業者として売買や賃貸の仲介業、土地・建物の管理業などを幅広く手がけ...

宮本裕文プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

豊富な経験。知識と実績。岡山市の不動産コンサルタント。

会社名 : 有限会社富商不動産販売
住所 : 岡山県岡山市北区富町2-3-29  富商ビル1階 [地図]
TEL : 086-253-1217

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

086-253-1217

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

宮本裕文(みやもとひろふみ)

有限会社富商不動産販売

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

貸家の原状回復

長く住んでいた入居者の人が引越ししましたが、室内をかなり...

m・h
  • 60代以上/女性 
  • 参考になった数(28

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
「賃貸借契約の成立時期」 申込証拠金(申込金)なのか手付金なのか

 契約はどういう場合に成立するか。 ●申込証拠金?手付金?その判断は事例Aさんは、賃貸専門の宅建...

[ 賃貸借契約の注意点。 ]

借主が死亡した!相続人や内縁の配偶者がいる場合は?

 借主の死亡と賃借権の取扱は? ●借主(契約者)が死亡!賃借権はどうなる?借主が死亡したとき、借主に...

[ 賃貸借契約の注意点。 ]

「意思能力のない人」 成年後見制度を利用しているのか?

 意思能力・判断能力 ●成年後見制度を利用した契約が年々増えています。ただし、意思能力・判断能力に問...

[ 不動産のトラブルいろいろ。 ]

「建物賃貸借契約」 連帯保証人を辞める(解除)には?

 連帯保証人の解除方法は? ●連帯保証人を辞めたい!友人の賃貸借契約の連帯保証人を引受けたが、事情に...

[ 不動産のトラブルいろいろ。 ]

重要事項の説明が義務付けられている理由

 宅地建物取引業法第35条 重要事項説明 ●重要事項の説明義務土地や建物の買主や借主にとって、購入し...

[ 私の不動産コンサルタントに対する想い。 ]

コラム一覧を見る

人気のコラムTOP5
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ