吉井江里

よしいえり

ソット・ヴォーチェ

[ 岡山市北区 ]

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コラム

 公開日: 2012-09-18  最終更新日: 2018-01-08

コンサートのマナーについて 1

コンサートのマナーについて 1

昨日は県立美術館のホールに行って来ました。
アンドリュー・フォン・オーエン ピアノリサイタルです。

曲目は
 ベートーヴェンのソナタ 「悲愴」 と「ワルトシュタイン」

休憩後は

 ショパンの 「舟歌」 「ワルツ」 「エチュード」 「幻想即興曲」

 ラヴェルの 「亡き王女のためのパヴァーヌ」 「ラ・ヴァルス」
 でした。

とても素晴らしい演奏で、お席も満席で、非常によい時間を過ごせました。
それでちょっと気がついたのですが
拍手のことです。
いつ拍手したらよいかって結構難しいのではないでしょうか?
もうそんなのわかっていますという方もいらっしゃるでしょうがちょっと確認してみませんか?

昨日の前半は
ベートーヴェンのソナタが2曲でした。
ソナタというのは第一楽章から始まり、第3楽章までのものもありますが
曲によっては第4楽章以上のものがあります。
「悲愴」ソナタと「ワルトシュタイン」と続きますと
「悲愴」の第3楽章まで終わると拍手してよいのです。
でも、悲愴の1楽章で一度は音楽が終わるものですから、ちょっと迷いますね。
1番いいのはその曲を知っていたり、予習をするといいのですが
そういう簡単に聴ける、予習できるものばかりではありませんから
プログラムをご覧になるといいですね。
プログラムにはそのソナタや組曲が何楽章まであるか書かれています。
でも、プログラムはプロの演奏家のリサイタルなどになるとチケット料金とは別に会場でプログラムを買い求める必要があります。
ですから、よくわからないとき(拍手をするタイミング)はとにかく音が終わってすぐに拍手せず、まわりの人の様子をうかがってからすると失敗がないと思います。

それから、昨日の2部の場合
どうやらピアニストさんはショパンの「舟歌」から「幻想即興曲」まで一気に弾いてしまいたい様子でした。
というのも、「舟歌」が終わって、素晴らしいものですからついついみんなが拍手したのですが、座ったまま軽くおじぎをされ、次に進まれました。
小品をいくつか演奏する場合
その数曲のかたまりはできれば続けて演奏したいものです。
一曲一曲で拍手が来ると緊張感が保てないし
それぞれの演奏家は曲間のことまで考えて演奏しています。
昨日の場合はその「舟歌」のあとは、弾き終わっても手をおろさず、しばらく間(ま)をとって次の曲に進まれていました。
曲によっては間に少し大きな間(ま)が必要なときもありますから、ちょっと手をおろさずに行くのはしんどかったかもしれない。
そんな、気を遣いながらコンサートを聴くなんて…..と思われるかもしれませんが、演奏家と同じ空間にいて、その時間とその世界観を共有できることは何ものにも代え難い素晴らしい時間ですので….

それから拍手のタイミングですが
音楽には余韻というものがあります。最後の音を弾いてもまだペダルが踏まれたままですと、響いています。その音が消えてしまうまで待っておくとよいし、曲によってはこちらも音が終わるかどうかのところで拍手をしてしまっていいと思います。
もう、拍手をせずにおられない!というときもありますからね。
オーケストラの場合は音だけでなく、指揮者の動きをよく見てください。最後の音を切る動作のあと、指揮者が動かなかったらちょっと待ってみてください。
やっぱり余韻が残るので、すぐに拍手にかき消されてはもったいないなと思う事があります。

こういうマナーは「とにかくコンサートに足を運び、体でおぼえる」のが1番いいと思いますね。

また、ロックやPAを使ったコンサートでは事情が違います。

オペラやバレエも少し上記とは違いますのでマナーについての2をお楽しみに。

秋冬はホールに足を運んでみてはいかがでしょうか?
チケットを入手してわくわくしながら待つのもいいですし
完売してなければ当日の都合や体調でパッと飛び込むのもいいですね。
学生さんにはユースシートがあります。

また、大人でも岡山シンフォニーホールなどは、3階席がとてもいい音です。絵画と同じで近くから鑑賞するのもよいし、遠く離れて鑑賞するのもよいです。どちらも意義がありますね。

お子さんがいらっしゃる方はコンサートによっては託児付きのものもありますし、岡山フィルハーモニック管弦楽団のように子どもさんと一緒に楽しみませんか?というコンサートもあります。

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