大学受験指導のプロ
コラム
2011-06-28
子が親をこえてゆくことが親の幸せではなかろうか。
仕事柄、午前中であるがウォーキングが日課である。
ある日、お母さんと幼稚園児の集団に遭遇した。おやつタイムであろうか、リュックから袋菓子を
取り出して子供があけようとした際、お母さんがあわてて袋菓子を取り上げ「開封」した。
袋菓子をあけるのは難しいので、たぶん子供は上手にできないのだろう。力任せに引っ張り破いて
お菓子が散乱する悲劇を阻止せねばならないのだ。
他方、「おやつ!おやつ!」とはしゃぐ子供に袋菓子を取り出し、サッとあけて、「ハイ、どーぞ」
とするお母さんもいた。
「おやつを食べる」ことが主目的なのであるのだろうから、事前のお膳立てを「お母さん」がすること
は当然なのかもしれないが、では、子供達はいつ「袋菓子をあける」という、結構難しい作業を
習得するのだろうか?
ウォーキング中であったが、思わず立ち止まって考え込んでしまった。
「甘やかす」と「管理(指示)する」は同じ結果をまねくのだろう。
どちらも、「結果」を重要視するあまり、「プロセス(過程)」を省略しすぎである。
不幸にも「袋をあける経験」や「失敗しておかしを床にまき散らかした体験」を持てなかった
生徒は、「英単語を覚える」ことでさえも「誰かの指示」なくしては出来なくなっている場合が多い。
「親」にとって最も必要なことは、その漢字の成り立ちが示す通り、「がまん」なのであろう。
いつまでも親の管理下にある子供は、当然、親を越えることはできない。
*書き終えて推敲してみれば、なんとも「当たり前」の話である。恐縮。
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