コラム

2015-10-05

マナーうんちく話1059《今のビジネスに生かしたい江戸商人のビジネスマナー》

「江戸しぐさ」は、将軍家御用達の名だたる商人が、さらなる繁栄を願って創意工夫を凝らした側面が多々あるので、当時の商人にとっても大変魅力的だったようですね。

江戸しぐさを理解し積極的に発揮できれば、商売繁盛は保障されたようなものだったのでしょうね。
だから、江戸しぐさは「繁盛しぐさ」とも言われるわけです。

そんな素晴らしい先人の知恵を、現代のビジネスに生かさない手はないと思いますが如何でしょうか?

兎に角実用的で、合理的に出来ています。
しかも、特別に難しいことではなく、誰でも、どこでも発揮できます。
要は心がけ次第でしょう。

例えば「一期一会」の精神。
「このお客様はもう二度と来ないから、今最高のお持て成しをしなくては」の思いで接客すれば、店の繁栄間違いなしです。

「人を見る目」も大切です。
江戸しぐさは他人を見る目をとても大切にしていますから、人を評価するポイントが実に多かったようです。

大店(おおだな)の頭の切れる番頭は、顧客のニーズを、数ではなく、質で捉えて、それに基づき商品構成を考えたと言われています。
素晴らしい販売戦略です。

「人使い」しかりです。
家柄や学歴の無い丁稚でも、能力が有れば番頭にとりたててもらえるチャンスがあります。これは働く側にとっては大変魅力的です。

今、競争から共生と言う言葉が良く聞かれますが、江戸しぐさはビジネスの面でも、共倒れしないような仕組みが工夫されています。

例えば、順調に商売が持続できるように、必要な「掟」を作り、それを守り、違反者を取り締まることにも力が注がれていたようです。

また、今もそうですが、江戸の商人は接客業ですから、相手はお客様です。
常に「言葉遣い」に気配りをします。

いつもお客様に対して、感謝や尊敬の気持ちを込めて、ひとこと、ひとことに真心を込めるわけです。

従って当時の商人は、読み・書き・算盤と共に、「見る・聞く・話す」ことを大切にしています。

「ありがとうございます」の言い方も参考になります。
このコラムでも既に触れておりますが、「ありがたい」とは「有り難い」の意味です。

お客様が同じ味噌や醤油を買うにしても、味噌や醤油を売っている店はいくらでもあります。

その多くの店の中から、あえて自分の店を選んでいただいたのですから、お迎えする時や、お帰り頂く時の言い方もより丁寧になります。

今はビジネスや経済、さらに労働形態が何かと複雑多様になり、それに対応できるような知識やスキルが問われますが、ビジネスの原点はこれらの江戸しぐさにあるような気がします。

自分も潤い、お客様も潤い、その結果社会が潤うようなビジネスを心掛けたいものです。具体的な江戸しぐさに触れておりますので是非参考にして下さい。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

9

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1318《物を贈るか?現金を贈るか?それとも・・・》

贈り物をする時は心を込めて贈ることが大切ですが、「品物」を贈るか、あるいは「現金」の方がいいのか迷うことも...

[ 贈答のマナー ]

マナーうんちく話1317《あわれ秋風よ 情けあらば伝えてよ…》

「味覚の秋」を迎え美味しいものに目移りがする時期になりました。しかしなんといってもお手頃価格で美味しくて...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1316《正しく理解したい「春分」と「秋分」、「お盆」と「お彼岸」の違い》

日本には一年を24に分けた「二十四節気」が有りますが、それには大きな節目が4つあります。ご存知でしょうか?...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1315《まことお彼岸入りの彼岸花》

四季が明確に分かれている日本には「風物詩」という美しい言葉が存在します。風物詩は俳句の「季語」のように...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1314《一人の高齢者が死ぬと一つの図書館がなくなる》

敬老の日にちなみ、新聞やテレビで全国の長寿の人達が紹介されていますが、豊かで平和な国ならではの微笑ましい光...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ