コラム

 公開日: 2015-09-21 

マナーうんちく話1049《知っておきたい季節の言葉「秋分」と「社日」》

秋晴れに恵まれてシルバーウイークを楽しまれていると思います。
9月21日は「敬老の日」で、全国津々浦々多彩なイベントが繰り広げられています。

高齢化は益々進展し、それに伴い長寿の人も年々増加傾向にあり、現在80歳以上の人が全国には1000万人以上います。さらに100寿の人は61568人で、平均すれば人口10万人の町で48人存在する計算になります。

なお、敬老の日に関しては、「マナーうんちく話334《人生100歳 亀の甲より年の功》」、「マナーうんちく話593《敬老の意味と長寿の祝い》」を参考にして下さい。

そして、9月23日は「秋分の日」であり、国民の祝日でもありますが、「春分の日」と同じように、秋分の日は毎年同じ日ではありません。

共に、昼と夜の長さが同じになる日で、毎年日本では国立天文台が作成する冊子により決められます。

秋分の日は大体9月22日か23日なのですが、国家の祝日がこのようにして決められるのは世界的にも珍しいようです。

ちなみに、秋分は昼と夜の長さが同じということですが、厳密には昼の方が14分長いそうです。

また、春分の日と秋分の日は祝日ですが、夏至と冬至は祝日ではありません。

ところで、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われますが、実際には秋分の日の方が、春分の日より平均気温が約10度高くなっています。

天文学的には同じでも、気候条件は大きく異なると言うことですね。

そして秋分の日は、太陽が真東から出て真西に沈む日です。
これは春分の日も同じです。

違うのは、秋分の日を境に、夜が次第に長くなると言うことです。
旧暦の9月を「長月」と呼ぶのはこのためです。

そして、先祖供養するためにお墓参りをする日ですが、同じ仏教国でも日本独特の風習です。

昔は、浄土は西にあると信じられていたので、太陽が真西に沈む日は、先祖と一番近くなるからお墓参りをするわけですね。

しかし、お彼岸はお墓参りをするだけではなく、農事と深い関わりがあります。
つまり、豊作を祝い、感謝を捧げる日でもあると言うことです。

また、この時期の旬の行事として「社日」があります。

その地域の土地の神様に感謝するお祭りで、地域性が非常に豊かです。
春の社日は種まきの時期であり豊作を祈願し、秋の社日は収穫の時期ですから無事に収穫できることを祈願します。

「野菜作りは土づくりから」といわれるように、農業で生計を立ててきた日本人は、大地の恵みである土と非常に深い関わりがあるわけで、社日はとても大切な節目の時期です。

「お月見」や「村祭り」も収穫を感謝するお祭りですが、昔の人にとっては、農作物の出来・不出来は、まさに命にかかわることだったのですね。

それから、秋分の日にお供えする「お萩」は、春分の日には「牡丹餅」と言う名に変わります。

春は牡丹の花が咲き、秋には萩の花が咲くので、それにちなんでなづけられました。

牡丹は百花の王様と呼ばれ、萩は万葉集で一番多く詠まれている秋を代表する花です。

同じ食べ物でも、このように季節により呼び方を変えたのも、先人の豊かな感性ですが、加えて食べ物に対する愛着だったのですね。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

4

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1413《どちらが大切?「見た目」と「中身」》

山や野の情景に春霞がたなびき、風情が漂う頃です。ところで「霞」と「霧」の違いをご存知でしょうか?霞は...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1412《どこにでもいる嫌な上司。どう接する?》

「春一番」の季節になりました。春一番とは、「立春」から「春分」にかけて吹く強い南寄りの風ですが、昔から「...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1411《新人を活かし職場を元気にする、迎える側の技量と環境》

今まで新入社員(職員)を迎えるにあたりその心構えに触れてきましたが、新入社員の能力はさて置き、彼らをどのよ...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1410《あなたはどう思う?薄れゆく畳と日本人の感性》

約1100年前から畳の原料として使われている「イグサ」をご存知でしょうか?最近は生産農家が激減しているので...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1409《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構②》

【なにを、どのように教えるか】新人とは何もかも大きく異なるということを十分認識したうえで、あせらず、何を...

[ ビジネスマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ