コラム

 公開日: 2015-08-27 

マナーうんちく話1032《大切にしたい「忌日」「忌み日」「忌み箸」「忌み言葉」》

現在は科学万能の時代ですが、今でも迷信や神頼みは生活の中に根強く残っていますね。

しかし、人々の幸福や不幸、日常生活全般が、目では見ることのできない神の力や霊力によって支配されていた時代には、神や霊の意思に従うことがよりよく生きる上で、最も大切なことであると信じられていたのですね。

現在のように、自由とか権利とか個性という概念は薄く、何事においても、常に「慎む」心を持つことが大切だったわけです。

その気持ちを表現した言葉が、現在でも生活の中に生きています。
「忌日」「忌み日」「忌み箸」「忌み言葉」等です。

「忌(いみ)」は日本人の精神的な生活において、大変重要な意義を持ち、「心身のけがれを避けて慎む」「心身を清浄に保つ」「人が死んだあと、その近親者が暫くの間他者との接触を断ち家に慎みこもる」「人が死んだあと、その近親者が受ける穢れた状態」「命日」「ある方向や日取りを避ける」等の意味を持ちます。

中でも、死の忌は、亡くなった人への追悼の意味で科学万能の現代社会にも根強く残っていますね。

「忌」に関連する言葉に触れておきますので参考にして下さい。

○忌日(きにち)
その人が死亡した日に当たる日。
毎年、毎月のその人が亡くなった日と同じ日付の日。

「命日」とも言います。一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌等はこの命日が選ばれました。

また、各年の死亡した同月同日を祥月命日(しょうつきめいにち)といいます。
加えて、初七日より四十九日に至る、七日目毎の日の意味もあります。

○忌み日(いみび)
外出や仕事等をせず、身を守って過ごす特別の日のことです。

家を建ててはいけない日、旅行は避けた方がいい日、目出度いことを避けた方がいい日、等、身を慎んで災いを避けるようにする日等の意味があります。

かつては、親が亡くなった日や暦の悪日等を言いましたが、今では縁起の悪い日という意味でも使用されますね。

○忌み箸
食事の際、同席する人に不快感を与えないためにしてはいけない箸使いです。

日本人はこれにはとても神経を使い、渡し箸、差し箸、涙箸、逆さ箸、寄せ箸指し箸、違い箸等その数は80くらい存在します。

この数をみても、日本人が同じ食卓を囲む人に対して、如何に気配りをしたかが理解できますね。但し、これらをすべて覚えるのは至難の業です。

では、どうする?
「美しい箸使い」をすることです。

食べるという行為は、「頂きます」の言葉に象徴されるように、命があったものと真摯な態度で向かい合うことです。その気持ちが全て「美しい箸使い」にあることを是非ご理解下さいね。
人を判断する時にとても参考になります。

○忌み言葉(いみことば)
結婚式や葬式やお見舞などで発する、その場に相応しくない「縁起の悪い」言葉です。

昔は言葉には「言霊」が宿ると信じられていたので、このような言葉が生まれたのでしょうか。

その場に相応しい、思いやりのある言葉を選びたいものですね。

また、西洋では昔から「13」が不吉な数とされましたが、日本でも昔から数字にも縁起を担ぎますのでご注意ください。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

10

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1364《日本人なら知っておきたい12月の歳時》

師走の声を聞くようになると、街行く人達の装いが急に真冬並みになり、木枯らしと共に「山装う頃」から一気に「山...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1363《美を磨くといいこといっぱいやってくる》

美しい物を観て気分が悪くなる人は殆どいないでしょう。人間は本能的に美しいものを好む習性が有るかもしれませ...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1362《仕事やプライベートで不安が生じた時に考えていただきたいこと》

旧暦では10月の事を「小春」といいます。新暦では11月から12月の始め頃ですが、日頃の寒さが打って変わっ...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1362《出会いを活かせる自信がありますか?》

11月7日の「立冬」から11月22日の「小雪」、さらに12月7日の「大雪」と気候が移ろっていくわけですが、...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ