コラム

 公開日: 2015-08-17 

マナーうんちく話1023《メールでの謝罪や依頼はOKなの?①》

猛暑とお盆の移動でげんなりされている人も多いとおもいます。
しかし、こんな中で益々威勢が良くなるものもあります。
夏の終わりを告げる「ひぐらし」です。

《やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声》(松尾芭蕉)

暑い中、一生懸命鳴きたてる蝉の声を聞いていると、秋を待つことなく、間もなく死んでしまう気配は全く感じられないという意味でしょうか。

「蛍二十日に蝉三日」といわれるように、蝉の盛りは非常に短いわけですが、残された期間子孫繁栄のために一生懸命仕事をしているのですね。

ところで、松尾芭蕉と言えば「不易流行」を説いた人で有名です。

ちなみに「不易」とは、たとえ時が経過しても変わらないもので、「流行」とは、時の経過と共にその状況に応じて変わっていくものです。

実は、マナーの世界にも不易流行的側面は見受けられます。
その典型的な例がメールや携帯電話ではないでしょうか。

マナーはIT社会になって急激に変わった感があります。

アナログ人間の私にはついていけない面も多々ありますが、違和感を覚えることも少なくありません。

メールで、お願いやお詫びするのは時代の流れだから大丈夫だと思いますか?

以前は、目上の人に対して、メールで依頼したり謝罪したりするのは失礼だと思う人も結構多いかったようですが、最近はどうでしょう。
メールに対する感覚も変わって来ているようですね。

しかし、メールは便利で良いですが、どこまでがメールで良いのか、明確な線引きが出来なくて不安と言う声も聞かれます。

色々な考えがあってしかりだと思います。
メールの謝罪文の例文も掲載されているので、それも有りかと思いますが、私は基本的には感心しません。

例文に記載されているような通り一遍の文面で、こちらの誠意が伝わるとはとても思えないからです。
謝罪する人の声も顔も見えないと言うことです。

やはり、心からお詫びしたい時や、改まったお願いごとには直接出向くか、電話や手紙がお勧めです。

メールは、時と場所を選ばずに、すぐに情報が送れるので、クレーム等にも直ちに対応できます。

加えて、一度に皆に発信することが可能です。
さらに、相手の小言を聞くこともなく、嫌な思いをすることもありません。

手紙のような煩わしさもありません。

しかし、一方的になってしまいがちです。
相手が見ているか否かの確認もできません。

やり取りが、とかく無機質になりがちで、しかも微妙なニュアンスも正確には伝わりません。

また、メールが使えない人もいれば、嫌いな人も少なくありません。
時と場合によると、相手の怒りをより高めるかもしれません。


先ずは電話で直接お詫びして、次に直接出向くとか、手紙というのが筋だと思いますが、如何でしょうか?

次回に続きます。

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人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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