コラム

 公開日: 2015-07-19 

マナーうんちく話1007《「土用」と「暑中」と「暑中見舞いのマナー」》

そろそろ「暑中見舞い」が気になる頃ですね。

ところで、夏の土用は立秋前の18日間ですが、平成27年の立秋は8月8日ですから、7月20日(月)「海の日」が「土用の入り」と言うことになります。

そして7月20日の土用の入りから、8月8日の立秋までの間で、12支の「丑の日」が、「土用の丑の日」になるわけですが、今年は7月24日(金)です。

すでにスーパーやコンビニでは、土用の鰻の予約販売を大々的に行っているのでご存知の方も多いと思います。

ちなみに、夏の土用は「書中」の頃でもあります。

書中と言えば「暑中見舞い」を思い浮かべる人も多いと思いますが、何時ごろ出して、頂いた時の返事はどうしたら良いのか?気になる人も多いと思いますので、今までのおさらいも込めて解説しておきます。

暑中見舞いは、ビジネスシーン等で社交辞令として出される面もありますが、本来は寒い時期と同じように、暑い時期になると相手の健康を気遣う為に、訪問したり、手紙を出したりすることです。

では、何時から出したらいいのでしょうか?
暑中見舞いは年賀状のように細かな決まりはなく、諸説あります。
相手方(受取人)の、住所地の状況に応じて臨機応変にして下さい。

○夏の土用、つまり平成27年は7月20日から8月7日まで。

○二十四節季の「小暑」から「立秋」の前日まで、つまり平成27年は7月7日から8月7日まで。

○梅雨明けから立秋の前日まで。

概ね上記の時期が暑中見舞いを出す時期ですが、ポイントは相手先の住所地の状況に合わせることです。

日本は南北に細長いので、南の国と北の国では気候は大きな違いがあります。暑中見舞いですから相手方の住所地が暑くなってから出して下さい。

つまり一番良いタイミングは、暑中見舞いを受け取る相手が住んでいる地域が、暑さの頂点に達した時です。

勿論、そんなに神経質になることは無いですが、九州の友人と北海道の友人に出す場合は、かなり誤差があるということで、ここが年賀状と異なります。

加えて、暑中見舞いの時期は立秋の前日までです。
平成27年の立秋は8月8日ですからそれまでには出して下さい。

立秋を過ぎたら、たとえ猛暑であっても暦の上では秋ですから「残暑見舞い」になります。鰯雲やひぐらしなど、秋の気配がほのかに漂う頃です。

また、暑中見舞いの日付は平成27年「猛暑」という表現ですが、残暑見舞いは平成27年「晩夏」という表現に変わりますのでご注意ください。

特に、残暑見舞いの場合は、暑中見舞いより「くれぐれもご自愛ください」「お元気でご活躍下さい」等と、より相手の身体を気遣う言葉を添えるといいでしょう。

さらに暑中見舞いは、結婚報告、住所変更、勤務先変更、にも良い機会です。
ビジネスシーンだったら催しや特販売の案内を兼ねてもいいですね。

年賀状と比較すると数分の一と言われる暑中見舞い。
それだけに相手に与える効果は大きいものがあります。

暑中見舞いの本来の意味や意義を正しく理解し、どんな相手に、どんな目的で出すか?を考慮して下さい。

いずれにせよ、真心を込めることと、手間暇をかけることを惜しまないことで、思わぬ効果が期待できます。

この記事を書いたプロ

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マナー講師 平松幹夫

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