コラム

 公開日: 2015-07-14 

マナーうんちく話1004《お中元をいただいた時の「お返し」は?》

お中元を頂いた時に、お返しをした方が良いのか?しなくて良いのか?迷う時もあります。

でもせっかく届いた夏の贈り物です。
迷ったり、悩んだりしないで、喜んで素直に受け取りたいですね。

お中元を頂いた時の対応の仕方に触れておきますので、参考にして下さい。

お中元は、基本的には、目下の者が目上の人に、日頃お世話になっているお礼として、7月15日前後(地域により異なります)に、手土産を持参して、感謝の気持ちを表現することです。

従って、頂かれる方は、品物による「お返し」は不要と考えます。
丁寧に御礼を述べることが大切です。

最近では配送するケースが多いようですが、お中元を送られた場合は、

1、品物を受け取った時点で、先ずは報告の意味も込めて、電話で御礼を述べて下さい。送り主はこの電話で安心します。

2、出来るだけ早めに礼状を出して下さい。
内容は、季節の挨拶、品物を頂いたお礼、贈り主に対する思いやりの言葉等でまとめられたらいいでしょう。礼状はタイミングが大切です。

基本的には以上ですが、近年売り手の巧みな宣伝のせいでしょうか、あるいは人間関係の複雑化のせいでしょうか、御中元も非常に多様化しています。

場合によっては、友人や同僚クラスで、「いつもお世話になっているから」と贈られるケースもあります。
また、特別親しくない、世話になりたくない場合もあります。

このように、「どうしたものか」と気になるようでしたら、品物によるお返しもいいと思います。

そのような場合は、

1、ある程度期間を置く。

2、頂いた品物の金額より高いものにしない。
高い物をお返ししたら「次回からお中元は結構です」の意味にもなりかねません。

3、熨斗は「暑中見舞い」か、立春を過ぎている場合は「残暑見舞い」で、紅白の水引の蝶結びです。

頂かれてすぐにお返しをして、「気を使ってくれたな」と好意的に受け取るか、気分を損ねるかは相手次第です。

大切な事は、品物でお返しをする場合でも、必ずていねいな礼状を添えることです。品物だけを贈ったり、贈られたりするのは味気ないですね。

私は、どうしてもお返しがしたい人には、後日、講演先や旅行先等から、頂いた金額よりやや低めの品物、例えばその土地の特産物のような物を贈ります。

御中元が単なる虚礼になるか、絆作りに一役買うかは、贈る側と、贈られる側の心次第です。

不必要にコマーシャルペースに巻き込まれることなく、人間関係づくりの基本や、御中元の意味や意義を正しく理解し、手間暇と真心をこめることが大切です。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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