コラム

2015-06-21

まなーうんちく話987《「夏至」と「短夜」と「自分磨き」》

一雨ごとに色が変わるから「七変化花」の名前をつけてもらっている紫陽花。
まさに紫の陽の花ではないでしょうか?

6月22日は一年で最も昼が長くて夜が短い「夏至」です。
太陽のエネルギーを最も実感できる頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

暑くなったり涼しくなったりと大変ですが、今はスイッチ一つで快適な生活が出来るので、以前に比べると大変過ごしやすくなりました。

しかし、大地にしっかり根を張っている植物はそうはまいりません。
暑さ、寒さから、自力では回避できないと言うことです。

しかし暑さ、寒さに負けるわけにはいきません。
後世に子孫を残すと言う大切な仕事があります。

そこで、生き延びるために長年培ってきた知恵を働かせます。
その知恵とは何かご存知でしょうか?

「種子」です。

多くの植物は、次世代に子孫を残す目的で種子を作ります。
人間にも生活の知恵があるように、植物にも命を繋ぐ知恵があるわけですね。

花や作物の種子を目にする機会は殆ど無いと思いますが、よく観察してみると種子は実に多様で不思議な感じがします。

暑さが苦手な植物は夏に種子になり、寒さに弱い植物は冬に種子となり、共に暑さ寒さから身を守り、心地良い春や秋に美しい花を咲かせるわけです。

非常に合理的ですが、程良い頃に種子になるには、夏や冬がいつやってくるのか?を事前に察知する必要があります。

その任務を担うのが葉っぱです。

夏至は夜が一番短い日ですから、明日から日毎に夜が長くなることを予測する能力があります。

ところで四季の美しい日本には、春の「日永」、秋の「夜長」、冬の「短日」に対して、夏の「短夜(みじかよ)」という言葉があります。

いずれも昼や夜の長さというより、季節の情感を表現した言葉ですが、「短夜」と言えばどんなイメージが湧きますか?

街に住む人は夜でも明かりがともりコンビニもあるので、夜の長さは関係ないかもしれませんね。

でも照明も暖房もない昔の夜は違います。
夜は暗くて恐ろしいものです。

しかし、夜に逢瀬を楽しむカップルにとっては、夜は大変充実したひと時です。
その夜が一年で一番短いとなれば大変です。

春分の日から次第に昼が長く、夜が短くなり、夏至がそのピークになるので、その短さや儚さを表したのが短夜です。

先人も、生活の知恵を働かせ、逢瀬を楽しみ、なかなか忙しかったようですね。

種子や先人から、現代に生きる私たちも学べることがあります。

苦難の無い人生はあり得ないということです。

問題はそれを真摯に受け止め、そしてそれを乗り切るための努力や知恵を磨くことが大切だということです。

短夜に備え、日頃から創意工夫や自分磨きに励めと言うことでしょうか。

各地で「自分磨き講座」「女磨き講座」を始めてかれこれ10年になり、多くの女性と素敵なご縁を沢山いただきました。

今度は「男磨き講座」を始めたいと思っています。

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マナー講師 平松幹夫

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