コラム

 公開日: 2015-06-10 

マナーうんちく話977《女性の社会進出と求められる品格①》

梅が黄色く熟する頃に降る雨だから「梅雨」と表現されますが、本格的な雨期になり、これから暫くは雨との付き合いになりそうですね。

そして雨に似合う花と言えば「紫陽花」を思い浮かべる人も多いと思いますが、梅雨の雨に打たれながら静かに咲いている風情は、日本人の感性に沁みるものがあります。

紫陽花は万葉集にも登場する日本固有の花ですが、紫陽花の名所はなぜかお寺が多いような気がします。

ところで、今から約200年前の話しですが、オランダ商館に医師として滞在したシーボルトと遊女お滝さんのロマンスをご存知でしょうか?

良家に生まれた楠本滝(通称お滝さん)は、親が商売に失敗したため家計を助けるために遊女になったわけですが、シーボルトは「お滝さん」に一目ぼれし、所帯を持ち、やがてお稲という子どもが生まれ、親子3人仲良く暮らします。

しかし、ささやかな平和は長くは続きませんでした。

江戸幕府からスパイの容疑を掛けられたシーボルトは、日本を追放されることになりヨーロッパに帰ります。

そして、日本から持ち帰ったアジサイに「お滝さん(OTAKSA)」と言う名前をつけ、ヨーロッパに広めたと言われています。

ちなみにお稲は成長して、医者である父親に憧れ、自らも医師になり多大な活躍したとか・・・。

父はドイツ人で母は日本人という、当時としては大変珍しい混血で色々と差別を受けながらも、父シーボルトの門下から西洋医学やオランダ語を学び、やがて日本人女性としては初めての産科医になるわけですが、その姿には頭が下がります。

シーボルトは愛する人の名前を花に付けましたが、明治に日本に来たラフカディオハーンは、日本人の奥さんの苗字をもらっています。

小泉八雲です。

英語教師として旧制松江中学校に赴任したラフカディオハーンの世話係になったのが、松江藩の武士の妻であった小泉節ですが、ラフカディオハーンは「お節さん」の素晴らしさにひかれやがて結婚します。

「お滝さん」も「お節さん」も、美しい立ち居振る舞い、花を生けたり茶を立てたり俳句や短歌を詠んだりする教養の深さ、控えめで思いやりのある清楚な感じが受けたのでしょうね。

初夏には水辺で咲くブルーの花がお似合いです。

照りつける陽光の元、みずみずしくもあり、けなげでもあり、そして凛とした美しさを醸し出してくれ、暑さで弱った身も心も癒してくれそうですが、当時の日本人女性にはそんな魅力があったのでしょうか・・・。

大正時代に来日した天才物理学者アインシュタイン博士も、日本人女性の魅力を絶賛したと言われています。

次回に続きます。

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