コラム

 公開日: 2010-11-13  最終更新日: 2012-04-20

マナーうんちく話22≪「客」になった時のマナー≫


マナーうんちく話22《「客」としてのマナー》

世の中には、お金持ちの人、賢い人、社会的地位の高い人、美しい人等は沢山います。
しかし、お金持ちでもけち臭い人、賢い人でも冷たい人、美しい人でも下品な人等も多く存在します。

例えば、その人がそこにいるだけで、場が温かくなったり、盛り上がったり、癒されたりする、そんな素敵なお客様に、33年間のホテルでの接客の仕事を通じ出会いました。

感じが良く、マナーの良いお客さんはどこでも、誰にでも好かれます。
「客」になった時にこそマナーが大切です。
どんなにお金を使っていただいても、マナーの悪い客は嫌われると思います。

バブルで好景気の頃、フレンチレストランで勤務していました。
その頃、「一番いいステーキ」とか、「一番高いワイン」というオーダーを受けました。
高ければいいというお客さんに来店して頂き、「とにかく一番高いもの」といわれても困ります。高いものを注文したのだから、「ワシは上客」だと思われても困ります。

本当にいい客とは、キチンとマナーをわきまえて、店の人に好まれる立ち居振る舞いができる人ではないでしょうか。

「お客様は神様です」とは、南春夫という日本を代表する演歌歌手だった人の言葉です。
この意味は、客だったら、威張っても、何をしてもよいということではありません。
サービスを提供する側は、「神様に提供するのだから心をこめて」という意味と、「お金のため」という意味があります。そして、サービスを受ける側は、「キチンとマナーをわきまえて接する」ということだと思います。

「モノを売る側」と、「モノを買う側」には基本的には上下関係は存在しません。
対等です。

つまり、あるサービスを「提供する側」にも、「受ける側」にも、「守るべきルール」が存在するということなのです。これがすなわち「文化」だと思います。
平たく言えば、サービスを提供する側と受ける側が、互いにハッピーになることです。
そのためにマナーの存在があるわけです。

2005年秋に「晴れの国岡山国体」が、そして先日まで「あっ晴れおかやま国民文化祭」が岡山県で開催されました。
ともに、全国から集うその道の人たちの最高の晴れ舞台なので、もてなしをする側はとても神経を使います。
でも本当はもてなしを受ける側もそれなりのマナーを発揮する必要があります。ここが大切なのですが、日本人はこの部分に関しては比較的鈍感な感じがします。


新幹線で東京に行きます。姫路辺りで乗務員(車掌)が検札に来ます。切符を出して検札を受けたら車掌は「ありがとうございました」といって切符を渡してくれます。
この切符を受け取って、あなたは車掌に、「ありがとうございます」と言えますか?

スーパーマーケットに買い物に行きました。
レジで支払いをしたら、レジ係りは「ありがとうございました」とお礼を述べてくれます。この時、あなたはレジ係りに「ありがとうございます」と言えますか?

喫茶店に行きました。
ウエイトレスが水とメニューを持ってきてくれました。
コーヒーをオーダーしたい時、あなたはウエイトレスに向かって「コーヒー」と言いますか、「コーヒーをお願いします」と言いますか?
コーヒーを運んできてもらって、ウエイトレスに「ありがとう」と言えますか?

この「ありがとう」はとても大切です。
こんな大切なことを日本では、家庭でも、学校でも、職場でも教えてくれません。

お金を支払う時こそ、その人の品格が現れます。
ぜひ実行に移していただきたいマナーです。





この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

57

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1432《女性の社会進出とレディーファーストの文化①》

桜前線や花見情報などこれからしばらくは桜の話題で盛り上がる時期ですね。科学が発達したおかげで最近では桜...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1431《日本の幸福度と教育と感謝の心》

全国のトップを切って3月21日に早々と東京で桜の開花宣言がなされましたが、これから順次「桜前線」が日本列島を南...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1430《中高年に課せられた高度なマナーとは?》

日本では「春は嵐と共にやってくる」といわれますが、西洋では「春はライオンと共にやってくる」と言われます。...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1429《「弊社」と「当社」、好感をもたれるのはどちら?》

和風月名では3月は「弥生」ですが、他にも「雛月」「桃見月」「花見月」そして「夢見月」があります。いずれ...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1428《ファックスを送信した。この時確認の電話は?》

春の陽気に誘われ虫達が地上に出て活動する時で万物が躍動する時です。姿勢を正し、心機一転希望のスタートを切...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ