コラム

 公開日: 2015-05-10 

マナーうんちく話957《高齢期を「幸齢期」にする「思いやりの心」①》

医学の専門家でもなく、権力や財力がなくても、日本は現在、普通の人が100歳まで生きられる時代になりました。

秦の始皇帝が財力や権力にモノを言わせ、配下の者に不老長寿の薬を探し求めさせた話しは有名ですが、それでも始皇帝が生きたのは半世紀です。

それに比較すると今の日本は本当に素晴らしいと思います。

長寿は人類全ての永遠のテーマであり、それが達成できたことは誠に目出度くも有り、喜ばしいことです。

終戦直後は先進国の中で最も平均寿命が低かった日本が、僅か半世紀で世界屈指の長寿国になった原因は色々あります。

医療制度が充実したこと、医療技術が発達した事、国民の健康への関心が深まった事等も大きな理由ですが、経済が豊かになり国民一人当たりの栄養状態が向上した事が大きな理由でしょう。

日本人は元々勤勉な国民ですから、戦後の普及に向け国民が一丸となって努力して成し遂げた偉業です。

しかし、素直に喜んでばかりいられません。
多くの課題も新たに生まれました。

長寿社会は裏を返せば高齢者の多い社会です。
国連の定義によると、総人口のうち65歳以上の高齢者の占める割合が7%以上になったら「高齢化社会」、14%以上になったら「高齢社会」、21%以上になったら「超高齢社会」と言いますが、現在の日本は25%を超えています。

4人に1人は高齢者ということですが、山間地域等では3人に1人、2人に1人という地域も珍しくありません。

それに加えて、少子化です。

高齢者を支える働き盛りの人が多ければいいのですが、少子化のあおりを受け働き手も減少するので、負担が大きくなるわけですね。

少子化の原因はひとえに晩婚化や未婚化や非婚化ですが、こちらも留まるところを知りません。

つまり、今の日本は高齢化と少子化がどんどん進行していると言うことです。

加えて、「平均寿命」と「健康寿命」のギャップがあります。

日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳ですが、健康寿命は男性71歳、女性74歳です。

このことは何を意味しているかと言えば、男性は亡くなるまで9年間、女性は13年間、自立できずに介護等のお世話になる計算です。

高齢者が増加すると共に、介護を必要とする人も益々増えるわけですから、介護に関する施設や介護に携わるマンパワーも当然不足します。

「介護難民」というキーワードが生まれるゆえんです。
介護難民とは、介護が必要な状態の高齢者が、家庭でも施設でも必要な介護が受けられない人です。

遠い話しではありません。
誰しも身近でなりうることですよ。

次回に続きます。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

5

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1702《そろそろ土用丑の日。うな重の美味しさをどう表現する?》

炎暑、猛暑、酷暑、どの言葉も当てはまる日々ですが、そんな中期待したい食べ物があります。江戸っ子は特に初...

[ 和食テーブルマナー ]

マナーうんちく話1701《蓮始開(はすはじめてひらく)》

夏空が広がり、夏の風が遠慮なしに熱気を運んできて猛暑日になっている地域がふえてきました。くれぐれもご自愛...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1700《暑中見舞い・団扇・扇子のうんちく》

白い色の南風「白南風(しらはえ)」が吹いたら、もうすぐ梅雨明けといわれますが、今年は数十年に一度の大雨とと...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1699《「水害御見舞」のマナー》

このたびの大雨により被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして、くれぐれもお身体にご留意さ...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1698《社交辞令にも素敵なマナーを》

プライベートシーンでもビジネスにおいても「社交辞令」を言ったり言われたりする場面は多々あります。例えば...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ