コラム

2015-02-06

マナーうんちく話886《人生をハッピーに彩る「感謝の言葉」①》

全国的に非常に寒い日が続いていますが、東風が厚い氷を溶かし始める頃です。
「東風」は昔から日本では「こち」と呼ばれており、「春を呼ぶ風」と言われていました。

「春を告げる草」は梅、「春を告げる鳥」はウグイス。
これからは何かと、春に縁が深い動植物が沢山お目見えします。

今まで、寒さで冷え切っていた身も心も、次第にときほぐれてワクワクしてきそうで、両手を大きく広げて大歓迎したいものですね。

ところで、マナーの根源を成すものに「感謝の心」がありますが、春に先立ち、「感謝」についてのお話を進めて参ります。

日本人は古来より、穀物等の食べ物の収穫を神様に感謝してきましたが、同時に、「食」を通じて良好な人間関係を築いてきたわけです。

「同じ釜の飯を食う」と言う言葉があります。
食を共にするということは、互いにより理解しあえる、互いにより仲良くなれることに繋がります。

そして、食べ物を大切にし、食べ物に感謝し、料理を作ってくれた人に感謝することで、仲間意識や共同体意識を高めてきたのでしょうね。

和食がユネスコの無形文化遺産に登録されました。
その理由は、和食の持つ豊かな食材や季節性や栄養面等が大きいと思います。

加えて、日本人が長きに渡り育んできた「感謝の心」や「思いやりの心」や「おもてなしの心」が、世界に認められたと言えるのではないでしょうか。

例えば、日本には食前・食後に「感謝の言葉」が存在します。
「いただきます」と「ごちそうさま」で、この言葉こそが、日本の食文化の大きな特徴だと言っても過言ではないと思います。

そして、これらの言葉を、子どもも大人も心を込めて発すれば、食材や料理を提供してくれた人に、自然に感謝の気持ちが蘇ります。

また、耳にすれば心地良い気分になるから不思議ですね。

いつまでも残したい美しい言葉です。

次回に続きます。

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マナー講師 平松幹夫

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