コラム

 公開日: 2015-01-31 

マナーうんちく話881《夜明けと春の訪れを知らせる縁起の良い鳥とは?》

このコラムでも常に取り上げていますが、日本は春夏秋冬の四季だけではなく、一年を24に分けた「気」と言う季節と、72に分けた「候」と呼ばれる季節があります。

一年を周期として繰り広げられる、ある土地での大気の状態の事を「気候」と言いますが、これは二十四節気の「気」と、七十二候の「候」を合わせたモノに他なりません。

旧暦の暮らしは、そのような季節の移ろいを敏感に、かつ正確に感じ取っていたのですね

旧暦ですから、時代錯誤も多々ありますが、何もかも慌ただしく流れて行く今の時代を、如何に心豊かに生きて行くか?
参考になるヒントが多々あると思います。

ところで、二十四節季の始めは「立春」で、終わりは「大寒」です。

その大寒の終わり、つまり七十二候の一番終わりは、1月30日から2月3日頃、つまり立春の前までが、「鶏始めて乳す(にわとりはじめてにゅうす)」です。

鶏が初めて卵をうみ始める頃という意味です。
ちなみに「乳」は「産む」と言う意味もあります。

巷では、「節分の豆まき」や「恵方巻き」、そしてバレンタインのチョコレートが話題になっていますが、旬の話題は「鶏」やその「卵」です。

もっとも、今では鶏は年中卵をうみますが、元々鶏は冬には卵をうまず、日差しが長くなるにつれて卵を産む鳥でした。

そして、悪霊が活動する夜と、人間が活動する昼との境を告げる鳥として、昔から尊ばれてきたわけです。

それと同じように、長く厳しかった冬の終わりと、春の到来を告げる、縁起の良い鳥でもありました。

昔は仏教の影響でしょうか?日本では牛・馬・犬・鶏、そして卵などを食べることが禁止されていました。

しかし、江戸時代には「卵を食べることは殺生ではない」と解釈されるようになり、卵が貴重な食べ物になり、養鶏業が盛んになり、魚や野菜等と同じように、卵売りの行商が江戸の町に、頻繁にやってくるようになるわけです。

なにしろ、当時としては、美味で、食べ易く、栄養満点の食物ですから、色々な人に重宝されたのでしょうね。

《生卵北極ほどな穴を開け》という有名な川柳があります。

北極星ほどの小さな穴を、カンザシなどで穴を開け、直接口を吸いつけて、栄養補給をします。
 
命を繋いでくれる貴重な卵の生みの親でもあり、夜明けを告げる鳥でもあり、春を知らせる霊長でもある鶏だからこそ、一年の締めくくりになったのが頷けます。

希望に燃えて、前向きに進みたい気分になりますね。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1412《どこにでもいる嫌な上司。どう接する?》

「春一番」の季節になりました。春一番とは、「立春」から「春分」にかけて吹く強い南寄りの風ですが、昔から「...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1411《新人を活かし職場を元気にする、迎える側の技量と環境》

今まで新入社員(職員)を迎えるにあたりその心構えに触れてきましたが、新入社員の能力はさて置き、彼らをどのよ...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1410《あなたはどう思う?薄れゆく畳と日本人の感性》

約1100年前から畳の原料として使われている「イグサ」をご存知でしょうか?最近は生産農家が激減しているので...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1409《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構②》

【なにを、どのように教えるか】新人とは何もかも大きく異なるということを十分認識したうえで、あせらず、何を...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1408《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構え①》

【彼を知り 己を知れば 百戦危うからず】孫子の非常に有名な言葉ですが、先ずは相手の事、つまり新人をよく...

[ ビジネスマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ