コラム

 公開日: 2015-01-03 

マナーうんちく話860《最高のマナーを発揮したい正月料理》

正月には縁起物がつきものですが、お節料理以外にも沢山あります。

中でも江戸時代は、正月のご馳走として不可欠だったのは「お雑煮」です。
予算の関係で、お節料理やお屠蘇まではできなくても、雑煮だけは家族で食べて、正月気分に浸ったようです。

江戸時代の川柳に「雑煮たく 煙も江戸の 春霞」というのがありますが、山陽新聞の「さん太アンケート」によると、雑煮を食べる人の割合は93,7%でした。昔も今も正月は雑煮がお似合いですね。

この他、「伊勢エビ」は海の幸を代表するご馳走ですが、古くから鯛と共に儀式や祝宴、正月に供されてきました。

その理由は、伊勢海老は「ひげ」が長いので、これを長寿の象徴と見立てたわけで大変縁起物です。

「ユリ根」もよく出てきますが、ほんのりした触感は格別ですね。
ユリ根と言われる位ですから山ユリの根ですが花を咲かせるユリの根を食べる食文化はあまりありません。
滋養強壮としても貴重な食べ物です。

「屠蘇」は邪気を払い、一年の無病息災を祈念しますが、飲む順番は子どもの未来にあやかりたいとの願いからです。但し、長寿の人がいればそれにあやかっても良いでしょう

「鏡餅」は里帰りされた歳神様が宿る所です。
鏡は神事には不可欠で、昔は神そのものでした。

だから、鏡に見立てた餅を「鏡餅」と言い、長寿のシンボルにしたわけですね。

「橙」は家が代々続くように、「昆布」は喜び事に恵まれますようにとの語呂合わせです。

大きな餅や橙や昆布がない場合は餅にミカンを載せるだけでもかまいません。

鏡餅に一年の幸福を願って家族で食べたので、正月に餅を食べるようになりましたが、今でも年中行事には「餅」がつきものですね。

そして、お節料理やお雑煮を食べる時には「祝い箸」を使用します

これは柳の白木で作られる場合が多いにですが、柳はとても丈夫なので縁起が良いとされるからです。

さらに雪が降っても、柔軟に対応できるので、謙虚な姿勢を表すとも言われています。

両方が尖っているのは片方をとり箸にするためではありません。
歳神様と共に食するわけですが、一方で神様が、一方で人が食べる「神人共食箸」を意味します

ユネスコが和食を無形文化遺産に登録した理由は、このような豊かな精神文化にもあります。

正月料理の豊かな物語を堪能して頂くと共に、日本の素晴らしさをぜひ実感して下さいね。

そして、「お正月のご馳走」は、神様と共にするものですから、食べ方もとても大切です。

つまり、お節料理やお雑煮を頂く時には最高のテーブルマナーを発揮して下さいね。

感謝の気持ちで、姿勢を正し、美しい箸使いで、美味しく、楽しく味わって下さい。

子どもにこのように教えることでストレス教育にもなりますし、将来思いやりのある大人に成長します。

一年の始まりは何かと大切ですが、特に食べ方を大切にすれば、生活そのものを大切にすることができ、ハッピーに繋がります。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1364《日本人なら知っておきたい12月の歳時》

師走の声を聞くようになると、街行く人達の装いが急に真冬並みになり、木枯らしと共に「山装う頃」から一気に「山...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1363《美を磨くといいこといっぱいやってくる》

美しい物を観て気分が悪くなる人は殆どいないでしょう。人間は本能的に美しいものを好む習性が有るかもしれませ...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1362《仕事やプライベートで不安が生じた時に考えていただきたいこと》

旧暦では10月の事を「小春」といいます。新暦では11月から12月の始め頃ですが、日頃の寒さが打って変わっ...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1362《出会いを活かせる自信がありますか?》

11月7日の「立冬」から11月22日の「小雪」、さらに12月7日の「大雪」と気候が移ろっていくわけですが、...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ