コラム

 公開日: 2014-12-09 

マナーうんちく話843《年賀状、こんな時にはどうする?》

今回は普通ではない場合、例えば「出していない人からいただいた時」「相手が喪中」「自分が喪中」「喪中では無いけど良くなかったことがあった人」への対応に触れておきます。

●出してない人から頂いた時
出していない人から年賀状を頂いた場合は、なんとなく気まずい思いがするものですが、速やかに出して下さい。

出さなかった理由は書く必要はありません。いただいたお礼を書くか、普通どおりに書くかは人それぞれですが、私は普通どおりに出します。

●喪中葉書の捉え方
○正しく理解したい「喪中」の意味
近親者が無くなったら、その死を悼み、霊魂を鎮めるために、身を慎む風習はどこの世界にもあります。ただ、喪に服する期間や程度は、故人との関係・地域・宗教・その人のおかれている状況により様々です。また、考え方も人それぞれです。

従って、喪中だからと言って「こうしなければいけない」と言う決まりは有りません。加えて日本では、「忌中」と「喪中」という捉え方がありますが、忌中、喪中の言葉を使用しない宗派もあります。

仏教では、亡くなってから49日までが忌中で、死を忌む期間です。忌中の時は仕事をせずに殺生もしません。

勿論神社への参拝や年賀状のやり取りもしません。故人の死という現実を受け止める大事な期間です。

これに対し49日を経過した「喪中」は、故人を偲ぶ期間で、忌中に比べると生活様式は大幅に緩和されます。

一般的には喪中の期間は半年から1年で、祖父母や兄弟や孫など2親等位までの人とされていますが、喪中をどう過ごすかは、故人との親密度、個人の考え方や置かれている状況等により異なります。

つまり世間が決めることではなく、自分の気持ちで判断されたらいいと思います。恐らく兄弟間でも異なるのではないでしょうか?

今は何もかも慌ただしくなり、忌中であっても49日も交流を立つことは無理ですし、仕事も休めません。
しかし気分的には、故人の死と真摯に向かい合ってあげたいものですね。

日本には仏教徒は8千数百万人いるとされ、日本における葬儀の大半は仏式で行われています。従って日頃から仏教と触れあうことも大切ではないでしょうか。

喪中を知らずに年賀状を出した後で、相手からの寒中見舞い等で身内の死を知ったら、それはいたしかたないことだと思います。

改めて、寒中見舞いを出せばいいでしょう。
但し、その時には、お悔やみの言葉を添えてあげて下さい。

さらに、こちらが喪中にもかかわらず年賀状を頂いたら、寒中見舞いで挨拶すればいいでしょう。日付は元日ではなく、投函する時の日付にして下さい。

●災害等に見舞われた人には
お目出度いことは無いけど、新年になって気分を一新して頑張っていこうとして年賀状で勇気づけられる人もいれば、まだ気分的に立ち直れないので正月を寿ぐ気持ちになれない人もいます。

年賀状を出していいのか?悪いのか?悩みますね。

「相手がどう感じるか?」がポイントになりますが、どうしても気になるようでしたら寒中見舞いにすればいいでしょう。

いずれにせよ、相手の状況や気持ちを察して、早く元気になって欲しいと祈る気持ちが伝わることが大切です。

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