コラム

 公開日: 2014-12-03 

マナーうんちく話840《「子どもの写真の年賀状」どう思う?》

マナーは「感謝」「尊敬」「思いやり」の心を具体的に態度、表情、言葉、文章等で表現したものですが、表現方法はその国々の国民性、気候風土、文化、歴史、宗教等により大きく異なります。

加えて不易流行的側面を有しています。
つまり、如何に時代が変わろうともいつまでも変わらない本質的なものを大切にしながら、時代と共に新しく変化しているものも取り入れると言うことです。

最近パソコン、インターネット、スマートフォン、あるいは年賀状アプリの発展により、いとも簡単に個性あふれる年賀状が安価に出来るようになり、それと共に年賀状の在り方が大きく変化してきました。

そして今、子どもの写真を大きく掲載した年賀状が話題になっています。
賛成派、反対派色々な考えがあってしかりだと思いますが、要はその年賀状を受け取った人がどんな感じを受けるかですが、感じ方も10人10色です。
皆様はどう思いますか?

次にポイントになるのは、年賀状の趣旨です。
日本では昔から新しい年を迎えるに当たり、日頃世話になっている人や目上の人の所に出向いて挨拶をする習慣がありました。

しかし都合により出向くことが出来ない場合には、飛脚等に書状を託して挨拶をしていたわけですが、それが可能なのは高級武士や豪商など一部の人です。

それが、明治になり郵便制度の普及により一般庶民も気軽に葉書が出せるようになり、戦後「お年玉つき年賀葉書」が登場して、書状での挨拶が定着してきたわけです。

従って、このような由来からすると、年賀状は訪問して年始の挨拶が出来ない目上の人やお世話になっている人への書状による挨拶だと言えます。

だから、挨拶の内容が大切だと考えます。
内容は、新年を寿ぐ言葉、お世話になっている感謝の言葉、相手を思いやる言葉、今後ともよろしくお願いする言葉に日付と名前が有ればいいでしょう。
では、折角の子どもの愛らしい写真はどうするか?
子どもを取り巻く多くの人に見て欲しいものですね。

特に日本は昔から子供をかわいがっていた国のようです。
いにしえの歌人山上億良は、万葉集の中で「金銀財宝も子どもには勝てない」と歌っています。

しかし、今のように医療が発達していなかった昔は「子は神の子」とされ、丈夫に育つには、神様に頼るしか手段がなかったわけですね。

だから日本には子どもの健やかな成長を祈念する年中行事が多々あります。
赤ちゃんが誕生して7日目の「お七夜」、地方により数字は多少異なりますが、生後31日目に行う「お宮参り」、生後100日目の「お食い初め」の儀式。

加えて、生まれて初めて迎える「初節句」、満1歳の誕生を盛大に祝う「初誕生」、それに「七五三」、加えて「入園・入学式」「卒業式」等と子どもが主役になる儀式を上手に利用して、大切な人にその写真を送られたらいいでしょう。

そうすれば、子どもの存在感も大きいですし、頂いた方の喜びも余計に募ります。

ちなみに、正月は何度もこのコラムでお話ししていますが、ご先祖様の里帰りです。どうしても子どもの様子を年賀状で知らせたいのであれば、近況をさりげなく書かれたらいいと思います。

何百年も何千年も風雪に耐え、脈々と続いている日本の伝統行事には、必ずそれなりの由来があります。

いくら時代が変わろうとも、その由来には忠実であり、正しく子どもに伝えなければいけません。

そして、子どもは未来の宝です。
皆で支えて行きたいものですね。

次回は文章の内容に触れてみます。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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