コラム

 公開日: 2014-12-02 

マナーうんちく話839《好感の持たれる年賀状のマナー》

師走に入り年賀状の準備が気になり始めましたね。

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及により、年賀状を出す人と年賀状の販売数はここ10年来最低だそうですが、それでも年賀状にそれなりの意義を抱いている人は多いと思います。

SNSにするか、手書にするかは人それぞれでしょうが、いずれにせよ大切な事は相手に対する「思いやり」と「真心」です。

そして、出す以上は、相手に気持ち良く受け取って頂きたいものです。

では、どうすれば相手に好感を与えることが出来るか?

先ずは、差し出す相手の一人ひとりに思いをはせることが大事で、その思いの深さが相手の心に響き、親交をより深めることになります。

手紙や葉書のやり取りがすっかり希薄になっている時代だからこそ、より深く心に通い合うようになるためにも、出し方にもそれなりのこだわりをお勧めします。

しかし、理解しているようで、意外に間違いを犯しやすいのが年賀状です。
出す前に再確認の意味も込めて、参考にして頂ければ嬉しいです。

●年賀状の表面
○基本的には、差し出す相手の住所・氏名を正しく表記することが大切です。

○都道府県名もできる限り省略しないようにして下さい。

○縦書きにするか、横書きにするかは裏面に合わせます。
基本的には、日本語の字の流れは縦書きですから、今でも縦書きが多いですね。

○また、宛名に付ける敬称にも注意が必要です。
「様」を使用する場合は殆ど問題有りませんが、様以外の敬称を使用する時には気をつけて下さいね。

家族全員に宛てる場合は「ご一同様」、恩師、医者、弁護士等には「先生」、会社、職場、グループ、組織、団体宛ては「御中」、夫婦宛で婦人の名前が解らない時には「奥様」「御奥様」がお勧めです。

ちなみに、他人の妻を敬って使う言葉が「奥様」ですが、「奥」とは建物の入り口から離れた場所を意味します。

「大奥」といわれるように、昔の高貴な人の婦人は、その離れた場所に住んでいたので高貴な人、つまり公家や大名の婦人の敬称に使われていました。

それが次第に武士や金持ちの町人にも使用されるようになり、やがて一般人の夫人にも使用されるようになり現在に至ります。

また、昔は「殿」が使用されていた時もありましたが、この字は貴人を敬って使用していたのが、やがて人名や職名につけて、その人に敬意を表していたものです。しかし、今は官公庁でも使いませんのでお勧めできません。

○私製葉書を使用する時には切手の下に「年賀」と朱書して下さい。
今は赤鉛筆や赤いインクがありますが、昔は墨をすった墨汁と朱液だったので、「赤書」することを「朱書」と言います。
朱書する目的は、書き込みされた内容を解りやすくするためです。

なお、出来れば切手も年賀に相応しいものがお勧めです。

○差出人の住所や名前は、表でも裏でも、どちらでも結構です。

○名前は、葉書の郵便番号の最初の3つの枠の真ん中に合わせればいいでしょう。なお、名前は住所の字より大きな字で書いて下さい。

○数字の場合は、縦書きは「一、二、三」のように漢数字、横書きは「1、2、3」のようにアラビア数字がお勧めです。

次回に続きます。

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