コラム

 公開日: 2014-12-01 

マナーうんちく話838《師走のお知らせ、「干支」と「エコ」》

めっきり昼が短くなり、夕方5時過ぎればあっという間に暗くなります。
「釣瓶落とし」とはよく言ったものですね。

12月に入れば、時候の挨拶に「師走」と言う言葉が登場しますが、今年もあと少し。

歳を重ねると時の流れがとても速くなるので、この一月が、わりとアッという間に過ぎ去るのではないかと思っていますが、皆様は如何でしょうか?

そして、師走というイメージはイルミネーションがお似合いですが、街の夜が華やかになり、街ゆく人々は忙しく振舞う頃でもあります。

また、クリスマスソングも師走の賑わいに一役も二役も花を添えています。
もとはと言えば、キリストの生誕を称えるために教会で生まれたのがクリスマスソングですが、神様(神道)・仏様(仏教)の国日本では、少し意味合いが異なるようですね。

ちなみに日本では、1549年にフランシスコザビエルが上陸してクリスマスを祝ったのが最初と考えられていますが、今ではキリスト教国をしのぐ日本最大級のビッグイベントになっています。さらにハロウィンのイベントもそれに続いていますから驚きです。

そして、今年一年の感謝の気持ちを込めて「お歳暮」の準備や「年賀状」の準備に忙しくなる時でもあります。

お歳暮は、マナーうんちく話168《お歳暮の知識と贈答のマナー》、マナーうんちく話633《お歳暮の知識と贈り方・いただき方のマナー》をぜひ参考にして下さい。

年賀状は、ここ10年来で出す人が大幅に減少しているそうですが、まだ出す人の割合が多いのが実情です。

減少している理由の一つに、出す人の住所がわからない人も多いようですが、個人情報保護法が関係しているかもしれませんね。

なお、年賀状については、「jijico上司に賀正はNG!今さら聞けない年賀状マナー」を参考にして下さい

また、干支の準備も必要ですね。来年は羊(ひつじ)年です。
十二支は「私は羊年生まれです」のように、現在でもしばし使用されますが、各国に存在するようです。

ちなみに、日本の12支は、「ね(鼠)」「うし(牛)」「とら(虎)」「う(兎)」「たつ(龍))」「み(蛇)」「うま(馬)」「ひつじ(羊)」「さる(猿)」「とり(鶏)」「いぬ(犬)」「い(猪)」です。なお、干支に関しては後日詳しく触れることにいたしますので参考にして下さい。

ところで、来年は羊年ですが、今までの羊の置物や絵画などを丁寧にしまっておられるでしょうか?

大半の人は新たに、干支の置物や絵や小物等を買い求められると思いますが、物が今のように豊かでなかった昔の人は、師走になると今年の干支をキチン包んで、来年の干支を取り出して迎春の準備をしていたそうです。

今のように、「リサイクル」「リユース」等の言葉が無かった時ですが、まさに究極のエコですね。

その意味においても、先人は自然と仲良く暮らし、自然をよく観察し、自然に感謝しながら、貧しいながら理想的な生活をしていたのだと思います。

今ではリユースとかリサイクル等の言葉をよく使用しますが、大量生産、大量消費が現実です。特に「飽食の国」日本の食品廃棄物のありかたは反省の余地が大いにありそうです。

もっともらしい言葉より、先人たちの生き方を、大人も子供も理解することが大切ではないでしょうか。

あとひと月で新年を迎え、再び12支が巡ってくるのは12年先です
世話になった干支の置物や掛け軸などを丁寧に片づけながら、再び訪れる12年後を思い浮かべ、自分流の生きざまに思いをはせるのもお勧めです。

この記事を書いたプロ

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マナー講師 平松幹夫

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