コラム

 公開日: 2014-08-16 

マナーうんちく話788《和室のマナー⑦「茶菓の頂き方・出し方」》

堅苦しい挨拶が終わり、座布団に正座したらホットします。
ここで茶菓のもてなしを受けることになります。

茶菓を出されたら頂くタイミングが大切です。
主人から「どうぞ」と勧められたら、軽く会釈して「ありがとうございます」「いただきます」と言って頂いて下さい。

主人は相手がいかなる人であれ、茶菓を出す時は、よりおいしく頂ける状態でもてなしてくれますので、この際は、遠慮は無用です。

但し、相客がある場合は、上位の客が先に食べます。
上位客から勧められたらこの限りではありません。
「お先に頂きます」と言って、一礼してから頂いて下さい。

茶碗は両手で持ち、上半身をまっすぐ伸ばして、茶菓に口を近づけるのではなく、茶菓を口元まで運んで下さい。
此れが品の良い召し上がり方です。

絵模様がある茶碗は、模様の部分を避けて飲み、飲み終わったら静かに茶卓に戻せばいいでしょう。

ちなみに和室では、茶菓の頂き方より、出し方が難しいようですから、「茶菓の出し方」に触れておきます。

和室でお客様をもてなす場合は、相手がどのような人か注意して下さい。
お客様が特別上位の人であれば、茶菓を運ぶ時のお盆を、通常より、やや高めに持って下さい。

昔は「目通り」と言って、特別な人に出す場合は目の高さに捧げていましたので、それに倣います。
通常は「帯通り」と言って、帯の高さで持って運べばいいでしょう。

次に、お盆で運んできた茶菓は、そのままお客様のテーブルには置きません。
他に子卓が有れば、そちらに置きます。
子卓がなければ畳に置きます。

お盆は、できれば下座において下さいね。
入口に近い方や床の間から離れた場所が下座です。

ここで、お客様に茶菓を進めます。
茶菓は必ず両手を添えて出して下さい。

茶碗は正面がお客様に向くようにして下さいね。
この際、「熱いうちにどうぞ!」とひと声かけて頂ければいいです。
お茶は黙って出されたら、意外に飲みにくいです。

さらに、ゆずれない基本があります。
お菓子が左で、お茶が右になります。
左上位の原則です。
昔は甘味料が非常に貴重だったので、それを使用したお菓子が上位になります。

お菓子は出さなくて、お茶だけでも結構です。
但し、お菓子を出したらお茶は必要です。

そして、お客様が長居をされるようでしたら、40分から1時間経過を目安に、お茶のお代わりを出します。
別の茶碗に、新しいお茶を入れて、前の物を下げて出せばいいです。
お変わりの際は、お好みの飲み物を伺うのもお勧めです。

いずれにせよ、飲み物を出すと言うことは、単に喉を潤すことではなく、心を交流させることです。
恩着せがましくではなく「さりげなく」がポイントです。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

8

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1530《人から頼りにされていますか?》

庭や野山の草花に宿る白露が秋の趣を深めるようになったら、春にやってきたツバメが日本から遠のき、南へと移動し...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1529《365日を心豊かに彩る季節の美しい言葉「秋の七草」》

めっきり涼しくなった空を見上げるとウロコ雲が小さな群れをなしています。夏の入道雲のような逞しさは感じられ...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1528《365日を心豊かに彩る季節の言葉「秋の彼岸」》

9月の後半に入る頃になると暑さも落ち着きかなり過ごしやすくなり、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉が実感できるよ...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1527《「箸始め」から「箸渡し」まで、改めて考えたい日本人と箸の関係②》

人がなくなると骨上げの際に箸を使用します。いろいろなやり方があるようですが、二人組んで行う場合が多いよう...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1526《「箸始め」から「箸渡し」まで、改めて考えたい日本人と箸の関係①》

突然ですが、現在地球上に何人いるかご存知でしょうか?世界の総人口は現在約74億人です。地球上では、一...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ