コラム

 公開日: 2014-08-04 

まなーうんちく話782≪和室のマナー④「畳のふちを踏むな!」の真意とは?≫

和室に入ると畳との付き合いが始まります。
日本の伝統文化はインドや中国経由が多いのですが、畳は日本独特の住宅文化で、その歴史も非常に古く、奈良時代にはすでに存在していたようです。
材料は「い草」です。

ちなみに「女房と畳は新しい物が良い」と言われますが、「若い妻と新しい畳は清々しくて気持ちが良い」と言う意味で、転じて、「何でも新しい物は良い」と言う意味で使用されます。

但し、男性上位の考えが浸透していた封建時代に生まれた諺ですから、今は使わないようにして下さいね。

ところで、畳の部屋では、「畳の縁を踏むな」と言われます。
かつて、畳の縁にはその家の家紋をあしらったり、豪華な模様をちりばめて縁を高くして、主人の地位の高さを誇っていました。

従って、「畳の縁を踏む」と言うことは、そこの主人に対し失礼にあたるので、今でも畳の縁を踏んではいけないとよく言われます。

しかし、本来は、奉公人への「思いやり」の言葉でもあります。
昔、主人に食事を運ぶのに、箱膳を女中が目の高さ位に持って運ぶため下が良く見えません。

畳の縁にけつまずく恐れがあります。
従って、「畳に縁を踏むな」の意味は、「高くなっている畳の縁に、けつまずかないように注意して下さいよ!」と言う意味が込められています。

加えて、「敷居を踏むな!」とも言われます。
敷居とは、襖や障子の下に敷かれている横木の事です。

障子やふすまがスムーズに異動できるように溝があるわけですが、その溝にゴミがたまります。
だから、「敷居を踏むとゴミで足が汚れるから注意して下さい」と言う意味が込められています。

さらに、敷居を踏むと時としてトゲが刺さることもあります。
従って、「トゲにも注意して下さいね」と言う意味もあります。

和の礼儀作法は、慣れないうちは、窮屈で、堅苦しいかもしれませんが、「相手に対する思いやりの心」がその根底にあるわけですね。

また、和室に通される時には素足は失礼ですから、ストッキングやソックスをお忘れなく。

和服で訪問した時には、外を歩くうちに埃や汚れがつきます。
従って、改まった訪問の場合は、家に上がる前に足袋をはきかえるのもお勧めです。足袋の予備は是非持ち合わせて下さいね。
特に雨降りの時等は注意して下さい。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

7

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1367《大切にしたい服装のマナー》

「クールビズ」や「ウオームビズ」が浸透したせいで、服装もかなりカジュアルになり、個性が尊重されるようになり...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1366《子どもにマナーを教えることができますか?②》

この度文部科学省の問題行動調査で、全国の国公私立の小中高、特別支援学校において「いじめ」が224540件発...

[ 親に身につけていただきたいマナー ]

マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1364《日本人なら知っておきたい12月の歳時》

師走の声を聞くようになると、街行く人達の装いが急に真冬並みになり、木枯らしと共に「山装う頃」から一気に「山...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1363《美を磨くといいこといっぱいやってくる》

美しい物を観て気分が悪くなる人は殆どいないでしょう。人間は本能的に美しいものを好む習性が有るかもしれませ...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ