コラム

 公開日: 2014-07-01 

マナーうんちく話762《「文月」・「暑中見舞い」・「お中元」》

いよいよ一年の折り返しになりました。
この半年があっという間に過ぎたと感じる人もいれば、それなりにと思う人もいると思います。

時の流れを早く感じるようになれば「歳をとった証拠」と言われますが如何でしょうか?

7月は文月(ふみづき・ふづき)と言いますが、これは短冊に、詩歌や文字を書いて書道が上達することを祈った「七夕」の行事に由来する説が有力です。

従って、七夕の行事を行う際に短冊に願い事を書きますが、なんでも書けばいいものではありません。習いごとが上達するような内容が適しています。

また、文月は稲の穂を含む月だから「含み月」「穂含み月」と言う説も有ります。
さらに、「女郎花月(をみやえしつき)」「七夕月」の異名も有ります。

いずれにせよ、いよいよ暑さが本格化する月ですから、身も心も引き締めて、残りの半年を元気に過ごしたいものですね。

水分補給と共に、日頃からの睡眠、バランスのとれた栄養等も大切で、身体への思いやりをお忘れなく・・・。

さて、四季が明確に分かれている日本では、日頃お世話になっている人や親しくしている人への、暑さ・寒さ伺いの風習や、盆や正月のような多種多様な歳事があります。

昔から毎年、季節の節目・節目に、願い事をしたりお礼をしながら、暮らしに彩りを添えたり、人間関係を円滑に保っていたわけですね。

暑い時の「暑中見舞い」や「暑中伺い」、「残暑見舞い」や「残暑伺い」、寒い時期の「寒中見舞い」や「寒中伺い」、「余寒見舞い」に「余寒伺い」はその典型的な例です。

日本のマナーは、貧しいながら平和な社会背景から生まれたので、相手に対する「思いやりの心」が基盤になっていますが、暑中見舞いや寒中見舞いはその具体的な表現です。

同じ暑さ・寒さに対しても、立秋や立春を境に、また伺いを立てる相手により表現を変える先人の感性には甚だ感心させられます。

ちなみに、暑い時や寒い時にお世話になっている方の所に出向き、挨拶をする際には、なかなか手ぶらでは行きにくいものですね。

そこで、世話になっている度合いや相手の好みに合わせ、懐具合と相談して、適当な手土産を持参するわけですが、これが御中元やお歳暮の起源だと認識して頂ければいいと思います。

7月になり、「お中元」が気になる人も多いと思います。
そこで、改めてマナーの視点で、「御中元の知識と本意とマナー」に触れてみたいと思います。

商売根性が非常に盛んで、商売を上手にやって利益を出そうとする気構えを「商魂たくましい」と言いますが、日本人は本当に商売熱心だと思います。

従って、クリスマス・お歳暮・母の日・父の日・クールビズにウオームビズ商戦と共に、お中元は小売業にとっては大きな売り上げが期待でき、毎年巧みな販売合戦が展開されています。

経済が活性化することは大歓迎ですが、不必要に巻き込まれるのではなく、お中元の意味を正しく理解し、贈ったり、贈られたりすることが大切だと考えます。

次回は御中元の本意とマナーについて触れてみます。







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