コラム

 公開日: 2014-06-18 

マナーうんちく話754《「食育」と「和食のマナー」》

「晴れの国岡山」では只今田植えがピークを迎えています。
梅雨の恵みを一杯受けて、あとひと月もたてば緑の田園風景がお目見えします。       

水を張っている田を「水田」、その水田が山地で階段状になっているのが「棚田」で、日本の原風景ですが、今では農耕がおこなわれてない「休耕田」と言われる田も少なくありません。

高齢化や農政の事情等色々と理由は有りますけど、元気な田んぼは、水を綺麗にする、地下水の量を保つ、洪水や地崩れを防ぐ、多種多様な生物を育む等色々な効能があります。

そして、なによりも田んぼからとれるコメは日本人の主食であり、和食とは切っても切れない関係にあります。

ところで、日本は世界屈指の長寿国になったものの、ライフスタイルや価値観の多様化が進み、私たちを取り巻く食事情は大きく様変わりしています。

食の欧米化、加工食品やインスタント食品の摂取量の増加、「鶏症候群」と言われる、孤食、朝食の欠食、個食、固食現象など等。

 それに伴い、子どものいじめや不登校や校内暴力の増加、大人や高齢者の生活習慣病の多発、加えて食料自給率の低下や伝統的食文化の衰退等、由々しき事態が生じております。

そんな中、平成17年に食育基本法が制定されました。「生きることは食べる事」ですから、食育の大切さは申すまでもなく、行政、学校、民間企業等で食の教育が積極的に行われているのはご承知の通りです。

しかし、その内容は栄養バランスや食の安心・安全に関する知識や啓発活動が主なようです。勿論とても大切なことですが、果たしてこれで十分でしょうか?

また、昨年12月には、昔から慣れ親しんできた和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、海外でも和食の持つ健康志向や豊かな文化性に熱い視線が注がれていますが、世界から認められた和食の素晴らしさが、本家本元の日本の現状と、残念ながら相通じるものが少ない気がしてなりません。

さらに、家庭における教育力の低下により、親から子への食の大切さやマナーを教えるのも難しくなり、「賢くて楽しい食卓」や「心の通う食卓」は減少傾向にあります。

だからこそ、健康や栄養や衛生面のみならず、和食の持つ文化性やおもてなしの心等、普遍的な価値を再認識し、心を育て、社会性を身に付けるための食育が大事であると考えます。

とりわけ、これから社会に巣立つ学生及び、家庭・学校・地域等で食育を担う大人への働きが重要になります。

食卓を通じ、心の健康を取り戻すと共に、家族や地域の絆を復活させ、次世代にも伝えるためにも、本来あるべき食生活や礼儀作法の重要性を、大人も子供も身に付け、心豊かな生活を目指して頂きたいものです。

そこで、和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたこと、ESDに関するユネスコ世界会議が2014年秋に岡山で開催されるのを契機に、改めて食育の視点に立って、和食の持つ魅力や精神文化や礼儀作法を発信し、地域社会に貢献する事を目的に、「家族と地域のふれあい和食マナー講座」を岡山県和気町鵜飼谷温泉で開催いたします。

1部「セミナー」、2部「実践和食マナー」、そしてデザートタイムに「茶菓の頂き方ともてなしの仕方」、「質疑応答」の充実した内容で、優しく、楽しく、易しく進めて参ります。
詳しくは《新着のセミナーイベント情報》をご覧ください。

また、各地域や職場学校等への「出前講座」も可能です。
地域のレストラン、公民館、料理教室、学校給食等を利用されても良いですし、食事なしの講義と演習でも充分効果があります。
お気軽にお問い合わせください。




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マナー講師 平松幹夫

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TEL:090-4573-1062

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