コラム

 公開日: 2010-06-11 

梅雨とマナーと自分磨き


    
今日は!
岡山ハッピーコミュニケーションの平松幹夫です。
今日は暑い日になりましたが、実は立春から数えて135日目になるので、暦の上では「入梅」で、いよいよ梅雨に入ります。実際には日本は南北に長いので、南と北ではかなり時期が異なります。岡山地方も、もう間もなくでしょうか・・・。田植えもあちらこちらで始まりましたね。ちなみに「梅雨」という名前は、ちょうど梅の実が熟すころに降る雨だからつけられたそうです。
「降る雨」や「吹く風」に、それぞれ的を射た美しい名前を付けた昔の人の感性の素晴らしさに敬服します。

これから雨と長い付き合いになります。だったら楽しく有意義に付き合いたいものですね。
そこで、今回は梅雨時に是非参考にしていただきたい「傘のマナー」「雨の日のもてなしのマナー」「梅雨時のちょっと素敵な心構え」について話を進めてまいりたいと思います。


◆プロローグは江戸時代のちょっと粋な傘のマナー「傘かしげ」です。

 これは江戸時代の庶民の生活の知恵である、皆さまおなじみの「江戸しぐさ」の一種です。
 雨降りの時、狭い路地で人とすれ違う時に、傘と傘がぶつからないように、また互いのしずくが垂れないように、相手の反対側に軽く傘を傾けることです。まさに相手を思う粋な所作ですよね・・・。
前回、マナーには「不易流行」的側面が存在していると申しましたが、このような精神はいつの時代にも受け継ぎたいと思いますが、皆さまは如何でしょうか?

◆現代の傘のマナーについて。

1、傘の開け・閉めのマナー
⇒開くときは、周囲に気配りして、傘先を斜め下に向けて静かに開きます。
⇒閉める時(たたむ時)は、周囲に気配りして、上でしぼめて下で閉じます。
2、傘のさし方のマナー
⇒持ち手の湾曲した方を自分の方に向け、身体の中心でまっすぐさします。
3、傘の持ち方のマナー
⇒傘をまっすぐ下に向け、なるべく体の近くに固定します。
 ※最近の傘はそのほとんどが自動的に開閉するので、便利な一面もありますが、重大な事故が多く発生していることも事実です。特に周囲への気配りを忘れないでくださいね。

◆雨の日の「もてなしのマナー」。

 1、先ず雨の日の来訪に対し、「雨の日にお越しいただきありがとうございます」というような感謝の言葉をかけて下さい。この一言は相手にとても良い印象を与えますよ・・・
 2、傘を持たれている来訪者に「傘をお預かりいたしましょうか」と声をかけて、傘を預かってあげて下さい。
 3、レインコートなどは、必ず「お預かりいたしましょうか」と声をかけ、相手の承諾を得たうえで、コートかけ等に掛けてあげて下さい。
 4、ビジネスシーンもしくはプライベートシーンで若干異なりますが、「タオル」か「おしぼり」の用意があれば喜ばれますね。
 5、飲み物は、案外あたたかいものが喜ばれるケースが多いようです。
   一番いいのは、好みを伺うことだと思います。この他室温にも気を配って下さい。
   雨の中の訪問に対し「ホーとくつろげる雰囲気」を醸し出してあげることができれば最高ですね。
 6、来訪者が帰られる時は、外を確認し、雨が依然として降っているか、止んでいるかを伝えて下さい。
   さらに雨降りには忘れ物が多くなります。最後の確認を忘れずに・・・。
   お見送りは、玄関に出てキチンとして下さい。
※機会があれば「残心」(グレードの非常に高いマナー)についてお話したいと思っております。

◆梅雨時の「ちょっと素敵な心構え」。

梅雨時はちょっとした工夫でワンランクアップを図りたいものですね。例えば「ハンカチ」。普段より少し大きめなものとか、タオル地の大きなハンカチは、自分自身にも、相手の人にも大変喜ばれます。柄も明るい感じのものがお勧めです。傘と衣服のコーディネートにもひと工夫ほしいところですね。なぜなら、雨の日に、何かと心がしぼんでしまうのはあなたも相手も同じです。そんな時こそ、相手の心に少しでも明るさを提供するために、何時もより明るめなファッションがいいです。
雨の日は、人を気ずかう自分発見といきたいものですね。それができれば心がハッピーになること請負です。


◆エピローグはマナー講師としてぜひお伝えしたいことです。

 よく良好な人間関係を築くために「人を褒めろ」と言われますが、実はこれはなかなか大変なことです。特に
日頃人からあまり褒められた経験のない人には特に困難なことですよね。そんなときに役に立つのが、先ず今
日の天気を褒めることです。こうすれば最初からポジティブに話が進みます。
つまり、雨の日の挨拶は、雨をネガテイブに捉えずに、ポジティブに捉えた挨拶を交わすということです。
「雨降りはいやですねえ、心まで沁みますよね」なんて言われたら、相手は答えようがないです。
「よく降りますね。お陰で今年は断水の心配がなくなりました」もしくは「この雨のお陰で米も野菜も喜んで
いるでしょうね」。のように、あくまでも前向きに捉えた挨拶がお勧めです。

最近は省エネのことを「エコ」といい、何でもかんでも「エコ」がつけばモノが売れる時代のように感じます
が、マナーの世界では、あくまで自然に対し真摯な態度で臨むことだと私は思っております。だから天気も悪
く言いません。
ということで、先ず天気を褒めることから始めてみてください。段々と人の良い所が目に見えてきますよ。
こうなればしめたもの。貴方に磨きがかかってきた証拠です。次の手段はそれを具体的にどのように表現する
かです。このことについてはまたの機会にお話ししましょう。

今回は少々長くなりましたが、梅雨対策をしっかり、そして梅雨を前向きに捉えていただき元気で活躍して下
さい。昔の人は「梅雨対策」として、まさに「梅」を重宝していたようですね。

※「入梅」は梅雨入りを意味する言葉で「梅雨入り」のことではありません。八十八夜等と同じで、予め日付
が決まっていて、今でも農作業の大切な指標になっております。これに対し「梅雨入り」は気象用語で、実際
に梅雨の期間に入ることです。お間違えのないようにお願いし
ます。
※マナーは法律ではありません。どうしてもこうしなければい
けないよということでもありません。あくまで
臨機応変に対応していただければと思います。

◆次回は6月13日(日)を予定しております。お楽しみに

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

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