コラム

 公開日: 2014-05-09 

マナーうんちく話733《帰り際のマナー》

畑仕事をしていると蛙を良く見かけるようになりました。
前回ホトトギスの話題に触れましたが、ホトトギスに続き、地上からは蛙の鳴き声が聞こえてくる頃です。

蛙は昔から日本人にはなじみが深く、「鳥獣戯画」にも登場します。
また、縁起の良い小動物とされています。

蛙には、元に返る習性が備わっているので、「カエル」の語呂合わせと重なり、「別れた嫁が返ってくる」「無くし物が返ってくる」「無事帰還する」に通じるからです。

これから梅雨にかけて、蛙の元気の良い鳴き声が聞こえてきますが、蛙たちも恋の季節を迎えているわけで、梅雨時の風物詩ですね。

ちなみに、小さい時に「○○○がなくから帰えろ!」と言いましたが、○○○に該当するものが地方により、「蛙」や「カラス」と異なるようですが、如何でしょうか?

ところで、他家や他社を訪問した時に難しいのが「帰るタイミング」です。
一番良いのは、訪問の予約の際に、何時から何時までと言うようにあらかじめ時間を決めておくことです。

時間を決めていなかったら、用事が済んだ時がそのタイミングになりますが、いきなり、おいとまを切り出すのも気が引けるので、お茶のお代わり等を勧められた時が良いでしょう。

もてなす側は、おいとまを切り出されたら、一旦引き留めた方が良いかどうか?迷うところですが特に決まりはありません。
自分の気持ちに素直に従えばいいでしょう。

つまり、客人に早く帰って欲しかったらそのままお見送りすればいいし、もう少しいて欲しかったらそのように言えばいいでしょう。

また、客人がなかなか帰る気が無くて困るようでしたら、「蛙が鳴いているのでお帰り下さい」とは言えませんので、相手のこれからの都合を聞くことです。

例えば、「今3時ですが、○○様のこれからのご予定は如何ですか?」と伺えば、大抵の場合は気がついてくれます。
それでもダメなら、きちんと自分の予定を伝えればいいでしょう。

そして、来客がそろそろ帰る頃には、迎える側は、玄関の正面に客人の靴を揃えて置くことが大切です。
靴の間隔を数センチくらい離して揃えておけば履きやすくなります。

訪問した際の帰り際で、特に注意して頂きたいのはスリッパです。
玄関で出口の方に向かってスリッパを脱ぎ、次に自分の靴を履きます。

靴を履き終えたら、脱いだスリッパの向きを変えて、即ち家の中の方に向けて端に揃えます。

この際、スリッパをスリッパ立てに立てる必要はありません。
客人が使用したスリッパをキチンと片付けるのは、迎える側の仕事です。

それから、外に出るわけですが、大切な客人だったら家の外まで出てお見送りするのがお勧めです。

挨拶を交わして見送りますが、見送られる側は暫くしていったん振り返る事をお勧めします。

見送りする側も、客が振り返るまでは笑顔でお見送りして下さいね。
見送りをするのは、応対した人すべてが理想です。

職場によっては、挨拶が済んだら上位者はさっと引っ込み、下位者のみの見送りなる所も有りますが、これは感心しません。ここに上位者の品格が出ます。

訪問する時には、初めの態度も大切ですが、「終わり良ければすべてよし」です。別れ際を大切にして下さい。

商談が上手くいかなかった時こそ丁寧にして下さいね。
さらに、帰社(帰宅)してからのお礼もお忘れなく。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1413《どちらが大切?「見た目」と「中身」》

山や野の情景に春霞がたなびき、風情が漂う頃です。ところで「霞」と「霧」の違いをご存知でしょうか?霞は...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1412《どこにでもいる嫌な上司。どう接する?》

「春一番」の季節になりました。春一番とは、「立春」から「春分」にかけて吹く強い南寄りの風ですが、昔から「...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1411《新人を活かし職場を元気にする、迎える側の技量と環境》

今まで新入社員(職員)を迎えるにあたりその心構えに触れてきましたが、新入社員の能力はさて置き、彼らをどのよ...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1410《あなたはどう思う?薄れゆく畳と日本人の感性》

約1100年前から畳の原料として使われている「イグサ」をご存知でしょうか?最近は生産農家が激減しているので...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1409《新人を快く受け入れ、職場を活性化する心構②》

【なにを、どのように教えるか】新人とは何もかも大きく異なるということを十分認識したうえで、あせらず、何を...

[ ビジネスマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ