コラム

 公開日: 2014-04-27 

マナーうんちく話727《花と美女①》

百花繚乱の四月も終わりの頃になると「牡丹の花」が咲き誇ります。
いよいよ真打登場です。
真打とは、最も高位で、最高の力量を持つ者に与えられる称号です。

華やかで美しい事を華麗と表現しますが、その表現がぴったりの牡丹の花は、昔は大変人気を誇った花で、「百花の王」とか「富貴草」「富貴花」「花神」など、その美しさを称える名前が沢山付けられています。

牡丹の「牡」は「雄」を表し、「丹」は「赤」を表す漢字ですから、強烈な赤を連想させる花ですが、白や紫も有ります。

旬は4月から5月で、比較的長い期間、王者の風格を漂わせながら見事に咲き誇る姿は、まさに真打ですね。

咲きしより 散りはつるまで 見しほどの
花のもとにて 20日へりけり (藤原忠道)

花が咲いてから散るまで眺めていたら20日過ぎた。
それくらい人を魅了する美しい花ですね。

だから牡丹の花は、紋章にも良く使用されています。
ところで、「梅には鶯」が、「紅葉には鹿」が良くお似合いですが、牡丹には何がマッチすると思いますか?

「唐獅子」です。
映画でも有名ですが「唐獅子牡丹」とよく言われますね。

ちなみに唐は中国で、唐自獅子牡丹は百獣の王である「獅子」と、百花の王である「牡丹」を組み合わせたもので、勇気の象徴です。

百獣の王と言われた唐獅子にも弱みがあり、牡丹の花の下が唯一、唐獅子の安住の地であったそうです。
また、寅の安住の地は竹ヤブですから、「虎に竹」と言われます。

ボタンに良く似た花で「灼薬(しゃくやく)」があります。
牡丹が終わるのを待って咲きますが、牡丹よりは格下です。

しかし、高貴な美しさがありますので「花の宰相」という名前が付けられております。フランスではバラの美しさに匹敵するので「聖母の薔薇」とも呼ばれます。

薬と言う字が使用されているように、西洋でも東洋でも薬草として重宝されていますが、牡丹は木ですが、灼薬は草です。

《立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿はユリの花》

灼薬のような風情を持ち合わせており、牡丹のように華麗で、かつユリのように清楚な感じの美しさを兼ね備えた女性を、花に例えた言葉です。

花を見て美しいと思うか否かは個人の好みでしょうが、昔から人間の感覚器官は、快適に生きて行く上で大切な物を「良し」と判断してきたのでしょうか?

南北に細長く、美しい四季を有する日本では、一年を通じ様々な花を愛でることが出来るので、綺麗な花を見たら「好ましい」という遺伝子が備わっているようですね。

そして、その美しさや、かぐわしさを女性に例えたわけですね。
次回に続きます。










この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

6

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1658《これくらいは押さえておきたい食事のマナー「洋食3」》

洋食はソースの種類が多く、しかもそれが誠に美味しいのが特徴ですが、前に頂いたフォークやナイフで次の料理を食...

[ 洋食のテーブルマナー ]

マナーうんちく話1657《これくらいは押さえておきたい食事のマナー「洋食②」》

洋食を食べるときに使用するナイフ・フォーク・スプンは、総称して「カトラリー」と呼ばれます。英語では「cut...

[ 洋食のテーブルマナー ]

マナーうんちく話1656《これくらいは押さえておきたい食事のマナー「洋食①」》

料亭や旅館などの和室で和食をいただく場合は、男性優位になるケースが多々ありますが、ホテルやレストランで洋食...

[ 洋食のテーブルマナー ]

マナーうんちく話1655《なぜ一匹丸ごとの魚を食べるときにひっくり返してはいけないの?》

一匹丸ごとの魚、つまり尾頭がついたまま出された場合はそれなりのテクニックが必要です。昔からこのような魚...

[ 和食テーブルマナー ]

マナーうんちく話1654《和食を食す際、なぜ「手盆(手皿)」はいけないの?》

マナーは心と形が大切ですが、「なぜこうなるの?」という合理的な理由が必ず存在します。その理由を正しく理解...

[ 和食テーブルマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ