コラム

 公開日: 2014-04-14 

マナーうんちく話720《平成の新入社員と昭和の先輩・上司の接し方①》

桜花蘭満の季節が間もなく過ぎようとしています。
ところで、「桜梅桃李」と言う言葉をご存知でしょうか?

「おうばいとうり」と読みます。
桜、梅、桃、李(すもも)には、それぞれの個性があり、使命があります。
だから、桜は桜らしく、梅は梅らしく、桃は桃らしく、そして李(すもも)は李らしく咲き香ればいいと言う意味です。

新年度が始まり、人生の新しい門出を踏みだした新社会人が頑張っています。
期待も大きい半面、不安や戸惑いも多々あることでしょう。
家族、地域、職場の皆が真心こめてエールを贈りたいと思います。

若さを活かし、失敗を不必要に恐れず、前向きに進んで下さい。
人と比べてへこたれるのではなく、桜梅桃李のように、自分らしく輝いていただきたいものです。

また、新入社員を迎えた先輩や上司も、生まれも育ちも全く異なる平成生まれの社員と接するに当たり、何かと戸惑いもあると思います。

思い通りにいかなかったら、つい「最近の若い者は・・・」と口に出そうですが注意が必要です。

「最近の若い者は・・・」と言う言葉は、往往にして、年長者や上司が若者に向かって発する常套句です。

しかもその先には「甘えている」「常識が無い」「礼儀作法がなってない」「我慢が足りない」「我儘だ」「向上心が無い」の言葉が続くケースが圧倒的です。

長い時間をかけて自分が築いてきた価値観を正当化しがちですが、このセリフは今に始まった事ではありません。

古今東西、年長者が若者に対して、延々と言い続けてきた言葉であって、当の本人も、新入社員の時代には、先輩や上司からそのように言われたはずです。

上司や先輩が新入社員に対して、見下すような言い方をするのは、社会人として、長年培ってきた知識や経験、あるいは処世術を誇っての優越感からでしょうが、反面、高々その程度の事か?ともとれます。

確かに、平成生まれの新入社員は、義務教育で「ゆとり教育」を受けた、いわゆる「ゆとり世代」で、「非ゆとり世代」の人達とはなにかと異なり、様々なギャップが発生するので、「平成生まれの新入社員の教育は難しい」と言う話を耳にする機会が有ります。

「平成生まれの新入社員」は、豊かで便利な時代に、我儘で甘えて育っています。さらに、勉強にしても遊びにしても、多種多様なツールが用意されており、選択肢が多いのが特徴です。

だから、答えも苦労して導く必要はなく、選べばいいわけです。
大変恵まれているようですが、反面、メンタルの面で弱く、チャレンジ精神に乏しく、指示されたことしかできず、他者に対する視点が乏しく、人間力に欠ける部分が多いように思えるかもしれません。

 それでは、平成生まれの新入社員は、先輩や上司に対して限りなく不利な立場にあるかと言えば、決してそうではありません。

 彼らは、協調性もあり、素直で真面目で、加えてIT能力に長け、理解力も高く、ひと昔の世代とは比較にならないほど多くの情報量を持っています。

 従って、平成の新入社員に、安易に「ゆとり世代だから」という負のレッテルを張るのではなく、彼らの、足らないところを補い、そして強みを上手く活かし、企業の発展へとつないでいくことが最も大切だと感じます。

次回に続きます。







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