コラム

 公開日: 2014-04-09 

マナーうんちく話717《家庭や地域で支えたい子どもの門出》

春の浮き浮きした心地良さを「春興」と言います。
野山の緑が次第に濃くなり、百花繚乱の中、緑のそよ風が吹き、鳥がさえずり、本当に、「何かいい事がありそうな」気持になりそうですね。

さて、4月は出会いの季節だと言われますが、新学期の始まりです。
子どもが晴れて、入園、入学、あるいは入社のお家も多いと思います。
まさに「晴れの門出」ですね。

日常的な普通の生活や状況は「ケ」と言いますが、入園・入学・入社、正月、結婚式等、特別にお目出度い日は「ハレの日」と表現します。

「晴れの門出」を始め、「晴れ舞台」、「晴れ着」等はここからきた言葉です。
そして家庭では、赤飯や餅や尾頭、さらに酒等で祝います。

嬉しい半面、あえて顔に出したり、口に出したりはしなくても、晴れの門出を迎えた子どもたちは、多かれ少なからず、不安や期待が入り混じった状態で、懸命に過ごす人もいます。

そんな彼らが、前を向いてしっかり生きて行くためには、家庭や地域の支えがとても大切です。

家庭では兎に角、親が子に愛情を注ぐことが大切です。
短所を指摘するより、長所を延ばすこともお勧めです。

また、子供をよく観察することも大切です。
加えて、「子は親の背中を見て育つ」と言われます。
親が子の前で素敵なマナーを発揮して、より良い生き方の見本を示すことも必要です。
特に夫婦の仲が良い事は良いですね。

さらに、地域でのサポートも欠かせません。
昔は、「親が無くても子は育つ」と言われました。

近所の大人が、我が子に接するように色々と面倒みたからです。
家庭や地域や職場における人と人との絆が欠如し、「無縁社会」と言う言葉が登場して久しいですが、これでは、いくら豊かになっても、便利になっても、子はすくすくと育ちません。

家庭にとっても、地域にとっても子は宝です。
将来、超高齢化社会を支えてもらうわけですから、出来る限り暖かく子に接したいものです。

門出を迎えた子どもが、心配や不安に負けないように、家庭や地域の大人が、おおらかな心で子に接し、しっかり支えて行くシステムや存在を再構築しなければと思います。

加えて、子どもを、かわいさあまりに溺愛せず、ある程度の苦労や我慢の大切さも教えて頂きたいものです。
失敗も沢山経験させたいですね。

マナーうんちく話525《4月の雨が5月の花を作る》でも触れましたが、将来美しい花を咲かせ、実を付けるためには、雨に打たれ、風にさらされる必要があります。

温室で育った子どもは、世間の厳しさに耐えられません。
これは学生時代には解りません。
社会人になって始めて気がつくわけですが、この時点では遅すぎます。

思いやりの在る子も、幼い時の家庭の躾の中で育まれます。
社会人になってからでは遅すぎる感があります。
甘いも、苦いも、渋いも、しっかり経験させてあげたいですね。









この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

64

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1393《「お名前頂戴できますか?」。この言いどう思いますか》

「類は友を呼ぶ」といわれます。そして良縁はさらに良縁を産みます。良い人間関係、良い本、良い音楽、心地...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1392《寒い時期、心が温かくなる季節の言葉「木守柿」》

「生きることは食べること」といわれるように、食べるという行為は生きていく上で必要不可欠です。だから食べ...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1391《年中行事に込められた思い!小正月と小豆粥》

睦月も半ばを迎えましたが、元日にお迎えした歳神様が「三が日」「松の内」「七草粥」を経て次第に人家から遠のか...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1390《食べ物にも思いやりを!復活させたい「勿体ない精神」》

突然ですが、世界中に「日本食」とされる飲食店が幾つあるかご存知でしょうか?農林水産省の調べでは約886...

[ 和食テーブルマナー ]

マナーうんちく話1389《幸運を招く「祝い言葉」と縁起の悪い「忌み言葉」》

今まで正月のしきたりに触れて参りましたが、今のように科学が発達していなかった昔は、何かにつけ「神頼み」や「...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ