コラム

 公開日: 2014-02-16 

マナーうんちく話681《「雛人形」と「難婚化」と「マナー」》

バレンタインデーが終わったら、間もなく雛祭り。
いずれもキーワードは結婚ですが、バレンタインのチョコレートや雛人形は年々豪華になりますが、日本の晩婚化、非婚化、難婚化は進む一方ですね。

ところで、雛人形の起源は既にお話ししましたのでここでは省略しますが、雛祭りが3月3日になったのは徳川綱吉の頃だと言われております。

当時の日本では、庶民も特権階級の人も、夫婦がお揃いで人前に出たり、並んで歩くことはまずありませんでした。

従って、雛人形の世界は、夫婦が仲良く並ぶ大変稀な世界で有ったと思います。それが明治維新を迎え、時が経過するにつれ様子が大きく変わります。

西洋文化が怒涛のように日本に流れ込み、何もかも大きく変化し、衣食住を始め、礼儀作法まで大きな変化が起こりました。

礼儀作法とは思いやり、感謝、尊敬の心を抱き、それを言葉や態度で表現することですが、その表現方法は、その国々の文化、歴史、国民性、風土、宗教等により異なります。

つまり、明治維新を迎えるまでは、日本流の表現方法のみだったのが、明治維新後はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ等からマナーが入って来たので、混乱をきたします。

雛人形の世界も例外ではありません。
例えば、明治維新までは、日本は左上位を保っていたので、雛人形の飾り方も、向かって左に男雛、向かって右に女雛を飾ります。

しかし、明治になり西洋のマナーが入ってくると、飾り方が逆になりました。
西洋では右上位をとっているからです。

テーブルマナーの世界では、さらにややこしくなります。
例えば、日本の帝国海軍はイギリス式のテーブルマナーを採用しますが、陸軍はフランス式を採用しました。

その名残は現在でも続いており、日本の洋食のテーブルマナーは、イギリス式も有ればフランス式もありで、まちまちです。

雛人形の話しに戻りますが、先日デパートの雛人形売り場を見てみると、飾り方は、男雛と女雛が右になっているのと左になっているのが丁度半々くらいだったでしょうか。
ということで、男雛と女雛の位置関係は気にすることはないと思います。

大切な事は、雛人形を飾る時も片付ける時も、女の子に手伝わして、人形を飾る意味をキチンと教えることだと考えます。
雛人形は宮中の結婚式を表現していますので、ポイントは結婚でしょうね。

加えて、雛祭りにご馳走を用意して、友達などを招待する時には、真心をこめて「おもてなし」をすることも是非教えて頂ければと思います。

人形の値段も気になるところですが、豪華さを競うより、雛人形に込められた親の思いや、女の子の在るべき姿を小さい頃からキチンと教えてこそ、雛祭りの意義があると考えます。

また、雛人形の飾りつけは10日前でも20日前でもいいので、都合のよい大安や友引の日を選ばれたらいいでしょう。

今年は二十四節季の「雨水」、すなわち今までの雪が、気温が暖かくなり雨に変わり、草木の芽が出始める大変縁起のいい日は2月19日(水)で、しかも友引ですから、この日もおすすめです。但し、雛祭りが終わったらできる限り早めに片付けて下さいね。昔は、雛人形の後片付けが遅れたら女の子の婚期が遅れると言われたものでした。

娘の幸せを願って縁起を担ぐわけですね。

日本人女性は今や世界一の長寿ですが、反面、世界屈指の晩婚です。
結婚願望は高いにもかかわらず、「幸せ婚」に至らないのが現状です。

晩婚化から、さらに非婚化へと進展する日本の結婚難現象を真摯に受け止め対策が必要ですが、私はそのキーワードはマナーにあると思います。

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