コラム

 公開日: 2014-01-26 

マナーうんちく話667《冠婚葬祭4、「結婚記念日」と「長寿の祝い」》

○「結婚記念日」
もともと日本では「家」を大切にしてきたので、夫婦の結婚を祝う習慣はありませんでした。従って結婚記念日は明治維新以後に欧米からもたらされた習慣で、夫婦が結婚した日を祝う日です。

本来は夫から妻へ贈り物をする習慣があったようですが、今ではプレゼントの交換をするケースが多いようです。
ただ、結婚1年目の紙婚式は、両親や仲人、お世話になった人達に結婚1年目の報告をすることをお勧めします。
「私たちは、お陰さまで結婚1年目を迎えることができました」と、手紙や言葉で感謝の気持ちが表明できたらいいですね。

また、結婚当初は二人で祝えばいいですが、銀婚式や金婚式ともなると、子どもが両親へプレゼントを贈ったり、お祝いの宴を開き盛大に祝います。

この際のお返しは基本的には不要ですが、知人友人が食事会等を主催してくれたら、「お福分け」ということで引き出物をされたらいいでしょう。金額は頂いた半額程度が一応の目安になります。
紅白の蝶結びで熨斗つき、「銀婚式記念」等と夫婦連名で表書きします。

さらに欧米では、結婚年数に応じで呼び方が決まっています。またそれに応じてお祝いの品物も決まっているようです。

結婚一年目の「紙婚式」、2年目の「藁婚式(わらこんしき)」、5年目の「木婚式」、10年目の「錫婚式(すずこんしき)」、15年目の「銅婚式」、20年目の「陶磁器婚式」、25年目の「銀婚式」、30年目の「真珠婚式」、35年目の「さんご婚式」、40年目の「エメラルド婚式」、45年目の「ルビー婚式」、「50年目の「金婚式」、イギリス60年目でアメリカは75年目の「ダイヤモンド婚式」等があります。

日本は世界一の長寿国ですから、金婚式はもはや珍しく無くなりました。目指すはダイヤモンド婚式で、夫婦が苦楽を共にした長い道のりを振り返り、これからも仲良く元気でやっていこうよ!と言う意義深い儀式です。
少子高齢化が進展し、絆が大切にされる中、大切にしたい記念日ですね。

○「長寿の祝い」
昨年はホテルや百貨店の料理の偽装表示が相次ぎ、そのやり玉に挙がったのが海老ですが、元々日本では「腰が曲がるまで長寿でいたい」という願いを込めて、海老を重宝しました。
そして、今ではその願いが叶い、世界一の長寿国になり、長寿に関する祝いは年々増加傾向にあります。

長生きを祝うと共に、その長寿にあやかると言う意味を込めて、長寿の祝いを「賀寿」と言い、「元服」や「婚礼」と共に3大祝儀として定着しました。

ここ半世紀で日本人の平均寿命が大幅に伸びたこともあり、最近では古希から祝うのが一般的ですが、本人の希望を聞いて下さいね。

なお、お祝いは誕生日前後がお勧めで、本来は数えで祝いますが、最近では満年齢でも祝います。
詳しくはマナーうんちく話173《満年齢と数え年》、593《敬老の意味と長寿の祝い》を参考にして下さい。
子どもが祝う場合は2万円から3万円、身うちが祝う場合は1万円が目安です。

ちなみに長寿の祝い(賀寿)は何度あっても嬉しい祝いですから、紅白の蝶結びで、熨斗つきで「寿」と表書きをされたらいいでしょう。
お返しは頂いた金額の半分から3分の1が目安です。

長寿の祝いの名称と由来は下記の通りです。

60歳の「還暦(かんれき)」⇒60年で干支を一回りして産まれた年に戻ります。70歳の「古希(こき)」⇒杜甫の「人生七十古来希」にちなんでいます。
77歳の「喜寿」⇒慶ぶと言う漢字を崩して書くと七十七と読めるから。
80歳の「傘寿(さんじゅ)」⇒傘の崩した字が80と読めるから。
88歳の「米寿」⇒八十八は米になるから。
90歳の「卒寿」⇒卒の崩した字が90と読めるから。
99歳の「白寿」⇒百から一を引くと「白」になります。あと一年長生きして100歳、つまり「百寿」までガンバロウとの願いが込められています。
ちなみに現在では100歳以上の人は全国に五万人以上います。

家族間、地域間の絆を深め、盛大に祝いたいものですね。






この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

5

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1484《本当に品の良い人とはどんな人なの?》

そこにその人がいるだけで場が明るくなったり安らいだり・・・。そんな光景を長年ホテルでの接客の仕事を通じて...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1483《「親孝行。したい時には親はなし」。親孝行のお勧め》

世話になった人や周囲の大切な人に対して「ありがとう」の気持ちを表現する事はとても大切だと思います。伴侶に...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1483《6月21日は夏至。夏の「短夜」をどのように過ごしますか?》

6月は旧暦では「水無月」と呼びますが、この時期になると日本では北海道を除き全国的に一年で最も雨が多い時です...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1482《打ち合わせ中に携帯電話が鳴った。どうする?》

今や公私とも携帯電話を持ち歩かない人は珍しいでしょう。携帯している以上所かまわずかかってきます。掛け...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1481《「大黒柱」と「父の日」》

クールビズ商戦も梅雨に入り一息ついているようですが、それに代わって商店街やデパートでは父の日のプレゼントコ...

[ 歳時記のマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ