コラム

 公開日: 2014-01-08 

マナーうんちく話656≪一年の計は「美しいお辞儀」にあり!≫

七草粥で正月気分に一区切りついたところで、改めて今年の抱負を抱かれている人も多いと思います。

ところで、会議に出席する機会が多々あると思いますが、その時、椅子の背もたれに背中を付けて聴きますか、それとも身を乗り出して聴きますか?

姿勢は、あなたの心のありようを映しだします。
背もたれにもたれて話しを聞くと、「話に関心を示さない」と受け取られる危険性があります。

本当に話し手の事を真剣に聞く気が有れば、自然に身を乗り出します。このほうが相手に真剣さが伝わりますので、前向きの姿勢がお勧めです。

姿勢が良いということは、心の在り方が良いということです。
これが明確に表れるのが「お辞儀」の仕方です。

お辞儀は、頭を下げて礼をすることですが、これには深い意味があります。
つまり、人間にとって一番大切なところであって、しかも弱い頭を、相手に差し出す事により、相手に敵意が無いことと、敬意がある事を意味します。

ちなみに、欧米では握手が一般的で明治維新後に日本に伝わりましたが、日本では、なんだかんだと言っても、平和な社会背景から生まれたお辞儀です。

従って、老若男女を問わず日常の挨拶ではお辞儀をしますが、大切なポイントがいくつかありますので改めて解説しておきます。

お辞儀の特徴は、お辞儀をする目的と相手により、頭を下げる(腰を折り曲げる)角度と、下げた頭を制止する時間が異なることです。
臨機応変に対応して下さいね。

立ってする「立礼」と、座ってする「座礼」があります。立礼の場合の、頭を下げる角度(腰を折り曲げる)ですが、15度位と30度位と45度位がありますが、深くなるほど丁寧になります。

15度位頭を下げるお辞儀は「会釈(浅い礼)」、30度は「敬礼(普通の礼)」、45度は「最敬礼(深い礼)」と呼ばれております。

加えて、「語先後礼」と言われるように、先に言葉を発して、その後に頭を下げるのが一番丁寧で美しいお辞儀になります。言葉を発するのと頭を下げるのが分離されているので「分離礼」ともいわれます。

そして、お辞儀は腰が基点になります。
相手の目を見て、足を平行にして、手先を伸ばして揃えます。
伸ばしたままでの良いですが、静かに腿の上を、膝がしらに向けてすべらせるのもお勧めです。

この際、頭だけ下げるのではなく、首と背中が真っすぐなまま、お尻を後ろにつきだす要領で、状態を前に倒すと、美しいお辞儀になります。

そして、頭を下げた状態(腰を織り曲げた状態)のまま、暫く静止します。
頭を下げる角度や静止する時間は、お辞儀の目的と相手により調整して下さい。

頭を上げて(腰を戻して)、再び相手の目を見ます。
頭を「下げる時は早めに」、「上げる時はゆっくりと」がポイントです。
この要領で一度試してみて下さい。
美しいお辞儀は大きな武器になります。

加えて、場合により「無言のお辞儀」も有ります。
さほど親しくない人や葬儀の時等は、静かに頭を下げるだけで、こちらの気持ちが伝わります。便利で良いですね。

さらに、大勢の前でスピーチする時等は、深めに頭を下げることがお勧めです。
大勢の前だと、細かな表情は良く解りませんが、深々と頭を下げることにより、こちらの誠実さが伝わります。

また、以前にもお話ししましたが、握手をする時にも、手を握ったままお辞儀をする人をよく見かけますが、握手の時不必要に頭ばかりを下げると、丁寧と言うより卑屈な感じがするので、頭は下げずに、相手の目を見て下さいね。

今年は「美しいお辞儀」で、好感度を益々高めて頂ければ嬉しい限りです。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

5

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1603《「小寒の氷 大寒に解く」。物事は思い通りにはいかない・・・。》

3月から4月並みの気温が続いていますが、1月20日は二十四節気のひとつ「大寒」です。暦の上では一年で一番寒い...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1602《どこへいった?日本人の礼節・・・。》

世界屈指の長い歴史を誇る日本人は、今でも米を主食にしています。そして稲作を中心とした農耕民族だったせいも...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1601《これくらいは知っておきたい「おみくじ」の知識とマナー》

おみくじにもマナーがあるの?と思われる方も多いと思います。おみくじを引いた人は非常に多いと思いますが、概...

[ 冠婚葬祭のマナー ]

マナーうんちく話1600《まだまだある正月行事!「小正月」「とんど焼き」「藪入り」》

12月は一年最後の月ですから「除月」と呼ばれますが、これに対して、一年で最初の月は「正月」と呼ばれます。...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1599《これくらいは心得ておきたい身近な「厄払い」と「呪い」》

現在日本国内には「コンビニ」が約55000軒あるといわれていますが、ほとんどの人が身近に存在する便利な店と...

[ マナーの心得 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ