コラム

 公開日: 2014-01-03 

マナーうんちく話652≪「年始回り」の仕方・受け方のマナー≫

日本では、ご先祖様が里帰りされる正月は特別な日で、昔から大晦日の夜は、家族や親族一同が親元や本家に集まり、皆で正月を迎える習慣がありました。

それが、時代の流れと共に、めいめいの家で迎えるようになったので、改めて、新年の挨拶を行う目的の「年始回り」というしきたりが出来たわけです。

さらに、最近では正月の迎え方も、過ごし方も多様になり、相手に礼儀を尽くすために年始の挨拶に伺ったけど、相手が不在であったり、迷惑をかけてしまうケースもあるようです。

特に今年の正月休みは大型で、海外旅行に出かけている人も多いと思いますので、最近の事情に即した年始回りのマナーに触れておきます。

仕事関係者については、職場や業界の慣例に従うなり、事前に周囲の様子を調べておくのもお勧めですが、一般的には、夫婦それぞれの実家や特にお世話になった方が多いのではないでしょうか。

1月1日の朝は「元旦」、1月1日は「元日」、1日から3日までは「3が日」、7日までは「松の内」と言いますが、年始回りは基本的には元日を避け、松の内までに済ますのがお勧めです。時間は午前10時頃から3時頃が良いでしょう。

予約については、儀礼的な年始回りは予約なしで伺えば良いと思いますが、予約が無いだけに玄関先での挨拶だけで失礼します。不在で有れば名刺の右肩に「謹賀新年」の賀詞を書いてポストに入れて帰ります。訪問日時もお忘れなく。
儀礼的な年始回りが多い方は「グリーティングカード」もお勧めです。

親元や仲人など特に大切な方には予約があった方がいいと思いますが予約を入れれば、相手も当然「おもてなしの用意」もされるので、その用意も必要です。

訪問先に別の客人がいたら、目上の人から先に挨拶をして同僚は後にします
また目上の人の子どもに、お年玉を現金で渡すことはお勧めできません。

なぜなら、元々お年玉は神様への供物であるお餅を下して、年長者が年少者に配ったのが起源で、目上から目下に配る物だからです。

ではどうするかと言えば、図書券等をポチ袋に入れ、お年玉ではなく「御年賀」か「御年始」と書いて、親に渡せばいいでしょう。

また、気になる手土産ですが、基本的にはお歳暮を贈られている所には不要です。それでも気になるなら、ケーキなど簡単な物を持参すればいいでしょう。

お歳暮を贈っていない所にはお歳暮程度の物を持参します。表書きは「御年賀」です。「御年賀」とは、年始の挨拶に伺う時に持参する手土産のことです。

渡すタイミングですが、予約を入れていないところでは、玄関先で挨拶をしてから渡しますが、予約を入れて部屋に通されることが十分予想できる場合は、玄関先での挨拶は簡単に済ませ、部屋に通されて挨拶が済んだ時点で渡します。

挨拶の内容は、「新年の祝い」と「過去にお世話になったお礼」と「これからのお願い」が必要です。例えば「明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりありがとうございました。今年も何卒よろしくお願いいたします」です。そして「これはご挨拶の印です。どうぞお納めください」と言って、正面を相手に向けて、胸の高さ位まで両手で持って渡します。

服装は、カジュアルではなくきちんと整えて下さいね。
但し、主人の実家などに行かれる奥さまは、おもてなしを受けた後のかたずけなども考慮して「エプロン」持参もお勧めです。

客人を迎える側は、大勢の場合は、予め「何日の何時においで下さい」と日時を指定されたらいいと思います。

家の主人は座敷にいて、見えた客に挨拶を受け、奥様が接待します。この場合、玄関先では簡単なあいさつで済ませ、早速部屋に通します。

挨拶が済んだら、お屠蘇もしくは酒、あるいは茶菓をすすめます。
ゆっくりくつろいで欲しいお客様には、お屠蘇か酒、次にお節料理、最後に雑煮を供しますが、最近は鍋料理も良いですね。

1月は「睦月」と言います。
年始回りに伺う側も、迎える側も、共に一年のスタートを祝い、仲睦まじく交流を深め、心を通わせることが大切です。

この記事を書いたプロ

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マナー講師 平松幹夫

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