コラム

 公開日: 2013-12-20 

マナーうんちく話643≪メールの達人もいいけど「筆まめ」も・・・。≫

寒風が吹く夜空にお月様やお星様が美しく輝いています。
夜を華やかに彩る、クリスマスのイルミネーションからは、人の暖かさや街の元気さを感じますが、澄み切った冬空に神々しく輝く月や星は、心の中まで明るく照らしてくれそうです。

時期的に年賀状を書かなくては!と思い腰を上げている人も多いと思います。
デジタル万能の時代にそぐわない質問かもしれませんが、今年一年、手紙や葉書を書いた事が何回ありますか?

メールや多機能携帯電話全盛の時代に、なにを今さら面倒な手紙を!と思われるかもしれませんが、こんな時代だからこそ、改まったシーンで手紙や葉書が重要視されます。

講演やセミナーを、あちらこちらで担当しておりますと、参加者の方からお礼の便りを頂くことが結構あります。

メールでいただく場合も有れば、葉書や手紙で頂くことも有ります。
いずれも嬉しいですが、特に葉書や手紙を頂くと嬉しさも格別になります。

中でも人柄がにじみ出るような葉書や手紙には、心が洗われます。
誰が書いても変わらない、形式張ったパソコンの文章は、いささか味気ない気がしますが、思いやりや優しさがちりばめられた、手書きの文字は本当にいいものです。

勿論、文字や文章には上手・下手がありますが、いずれも手書きの文字には、一人の人間として、「前向きに人生を生きていますよ!」と言う凛としたメッセージが込められているようで、素晴らしい魅力を感じます。

友人同士で、今流の言葉で交わすメールは悪い事だとは思いません。
しかし、事がそれだけで終わってしまっては少々さびしい気がします。

そして、手紙や葉書を書かなくなっている人が増えているのが、大変気になります。メールだけで便利に済ませてしまうと、いざという時に困ります。

お見合や面接指導のお世話もよくしますが、その際、お世話をした男女から、メールで結果報告やお礼が届く事がありますが、あまり好感が持てません。

便利だし、文章が残るからいいのではという意見も多いようですが、こんな場合は、先ずは生の声で報告をし、改めて葉書や手紙を出すのが良いと思います。

また、手紙を書くには文章力や雑学が必要です。
そのためには、新聞や色々な分野の本を読んだり、ものの考え方を勉強することが大切ですが、その分人間力が向上します。

さらに、若い時から、何事も便利で簡単に済まそうとしないで、手間・暇を掛ける努力は必要だと考えます。
なぜなら、便利にすればするほど心が無くなるからです。

そして、手紙や葉書は、お祝い、季節の挨拶、お願い、お詫び、お見舞、お悔やみ、督促など多様な種類がありますが、使い分けと出すタイミングがとても大切です。

とにかく文章を書くことに慣れることが大切です。
億劫がらずに文章を書く事を「筆まめ」と言いますが、毎日日記をつけるのもお勧めです。

特に今日一日、気が付いた事や、反省することや、褒められた事や、感動した事等を、普段使っている言葉で書きつづればいいでしょう。

文章にはその人の人柄が出ます。
自分の言葉で、自分の思いをキチンとかける人は素敵です。
出来れば、普段から、便箋・封筒・葉書・切手・一筆箋等も身近に置いておくと良いでしょう。

平安時代には日本が世界に誇る女流作家が生まれました。また平安貴族は人と交わる際には短歌でやり取りしています。恋愛しかりですね。
当時、短歌は礼儀作法と同じく教養そのものだったようです。

現代人も、このような遺伝子を受け継いでいる事を考えると、年賀状による年始の挨拶もおろそかにできませんね。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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TEL:090-4573-1062

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