コラム

 公開日: 2013-11-19 

マナーうんちく話626≪腹を肥やすより心を肥やそう!≫

「山装う頃」とは実にうまい表現だと思いますが、紅葉が大変美しい頃になりましたね。

そして、実りの秋、収穫の秋、味覚の秋、食欲の秋、グルメの秋、さらに馬肥ゆる秋等と形容されるように、日本の秋は美しくて美味しい季節でもあります。

しかし、いくら「食欲の秋」「馬肥ゆる秋」だからと言って、肥えるのは馬だけにして頂き、皆様は食べ過ぎ・飲み過ぎに注意して、体型維持に努めて頂きたいと思います。

ところで、日本人は記念日が本当に好きだと思いますが、毎月19日は「食育(ショクイク)」の日だという事をご存知でしょうか?

「育」と言う漢字が使用されているので、「知育」「徳育」「体育」と同じように、なんだか堅苦しい感じを受けるかもしれませんが、食育とは、「食に関する知識」と「食を選択する力」を身に付けることです。

つまり、食に関する安心・安全面、栄養のバランス面等における食生活の改善のみならず、食材や食事を作ってくれる人への感謝の心を育んだり、テーブルマナーを身に付けたりする多彩な内容を含んでいます。

「生きることは食べること」ですから、何事においても、食べる事を最優先させるべきで、ここに不具合が生じると色々と深刻な問題が浮上してきます。

例えば、体重が増加する事を「肥える」と言いますが、食べ過ぎによる「肥満」です。「ベルトの穴が増えると寿命は縮む」と言われますが、肥満は今や日本に取って大変深刻な問題です。ダイエットに費やす金額も世界一だとか・・・。

「飽食の国」「美食の国」になり久しいですが、いくら食材に恵まれているからと言って、飽食の惰性に流され肥満になると健康を損なう恐れがあります。
また、生活習慣病にかかるリスクは高くなります。その結果、本人も辛いし、国としても医療費が増加し、いずれにしても宜しくありません。
「腹8分目に医者いらず」と言われますが、心掛けたい言葉です。

そして「孤食」も多いに気になるところです。
西洋のテーブルマナーは危機管理的発想がありますが、同時に「社交性」を兼ね備えています。つまり、皆でワイワイ、ガヤガヤとても楽しく食事をしますが、日本では一人わびしく食べる人が年々増加傾向にあります。

我が家の食事情を再度家族で見直し、出来る限り家族が揃って食事が取れるように検討する事をお勧めします。そして、家族で楽しい食卓を作って頂きたいものです。そのためには先ず、台所や食卓(ダイニングルーム)を綺麗にして、家族が心地いい雰囲気をいつも保っておくことです。

加えて、一人暮らしの人は、一人でも、丁寧に楽しく食事をされる事をお勧めします。

そして余裕が有れば、たまには世界の食料問題にも目を向けたいものです。
現在地球上には約71億人が生活していますが、約84000万人は恒常的栄養失調に陥っています。そんな中、農林水産省によると、日本では年間約1700万トンの食品が捨てられています。

そのうち、食べられるのに廃棄されている「食品ロス」は、年間500万から800万トンに上ると推計されています。
ちなみに、この数字は世界全体の食糧援助料の約2倍に当たります。
しかも、その食品ロスの約半数は家庭から発生していると言われます。

食料問題は常に人間にとって最重要課題です。世界規模の深刻な食糧問題も、世界一飽食の国日本の1億2千700万人が、それぞれの立場で、1日3回、一番身近な場所で、今できる事を実行すれば、大きく改善できるはずです。

人の身体は口に入ってくる物から成り立っています。
だから「幸福は口福」からと言われます。

その極めて当たり前の事を改めて認識し、命を繋いでくれる食べ物に感謝の気持ちを、忘れる事の無いように心がけると共に、賢くて楽しい食卓を作れば、健康が維持されると共に、心が肥えて幸せがやってきます。

惰性に流され飽食や食材偽装に走るか?世界の飢餓を共有するか?
「食育の日」は、このような視点に立って考えるのも良いかもしれませんね。


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マナー講師 平松幹夫

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