コラム

 公開日: 2013-09-17 

マナーうんちく話594≪天災見舞いのマナー≫

とんだシルバーウイークになりました。
この度の台風18号で被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げます。

寺田寅彦の「天災は忘れられたころにやってくる」と言う言葉は、関東大震災後に作られたそうですが、今では全く状況が異なりました。

地球温暖化のせいでしょうか、水害・風害等がかなり頻繁になり、しかも甚大化している気がします。せめてもの救いは情報が早い事でしょうか?

今回の台風18号も例外ではありません。
家族、親族、友人、知人、さらに取引先のお客様が、被害に遭われた方も多いと思います。

そこで、今回は、台風災害に見舞われた方に対する「お見舞いのマナー」に触れてみたいと思います。

災害見舞いの基本は、近くに住んでいる人であれば、すぐに駆け付け、出来る事を手伝うことが一番のお見舞いになります。
被害を受けた人は、危険な目に合われたり、物質的な損害を被ったりして、精神的にも大きなショックを受けられています。思いやりの言葉と共に、飲料水やおにぎりなどの食べ物の差し入れ、あるいは後片付けの手伝いも喜ばれるでしょう。

しかし、遠くに住んでいる場合はそうはいきません。
先ずは電話やメールで安否や被害状況を確認し、直ちに必要になる、食料や日用品、現金等を贈ります。

ちなみに、災害お見舞いの場合は、たとえ相手が目上の人や上司であっても、現金を贈ることは失礼になりません。

ポイントは、不必要に出しゃばる事無く、お相手は何が欲しいか?何を必要としているか?を素早く把握することです。
お相手を励まし、勇気づけると共に、援助を申し出ることがなによりです。

また、災害見舞いに現金を贈る場合は、水引も熨斗も無い、白い封筒の上に「災害御見舞」「御見舞」、下に名前を書いたら良いでしょう。そして、それを現金書留で送ります。

手紙の場合は次のような要領で出されたらいいと思います。
○前書きは省略し、災害を知った驚きと、相手を心配している旨の言葉。

例えば、「先般の台風18号がもたらした大雨により、貴社のオフィスが浸水し被害を被ったとお聞きし、非常に驚ろくとともに、心からのお見舞いを申し上げます。」

○次に、お相手を思いやり、協力できることが有れば申し出るか、気持ちだけの御見舞を同封させていただいた旨の言葉。

例えば、「これから復旧に向けご苦労も多いと思いますが、ご尽力の上、苦境を克服なさってください。本来ならば、ただちにお見舞いに駆け付け、お手伝いを致すところですが、諸般の事情によりそうもいきませんので心ばかりのお見舞いをお送りさせていただきました。少しでもお役に立てて頂ければ嬉しく思います。取り急ぎ手紙にて失礼いたします。」

古くから語り伝えられている諺に「困った時の友こそ真の友」、あるいは「まさかの時の友こそ真の友」があります。

窮地に陥った時に、雨風を押しのけて駆けつけ、暖かい手を差し伸べてくれる友こそ、真の友だという意味です。

マナーは、平常の時には、ほとんど差は出ません。
しかし、慌てている時、急いでいる時、困った時にはマナーの差は歴然です。

日本人はコミュニケーションが苦手な人が多い気がします。特に、遠く離れている人とは、ほとんどコミュニケーションがありません。そればかりか、「便りが無いのがよい知らせ」という諺が有る位です。

この度の台風18号で、気になる人が遠くにいる場合は、出来る限り早めに、伺いを立ててあげて下さい。
意外に喜ばれ、絆が深まります。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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