コラム

 公開日: 2013-09-13 

マナーうんちく話591≪「恋教え鳥」と「片思いの恋」≫

日本の四季の移り変わりは、花や風や雲や虫や鳥が教えてくれますが、この時期になると、「セキレイ」が恋を始めます。

セキレイは比較的水辺を好み、日本全国どこでも見かけますが、恋愛や夫婦円満を希望する人には、特になじみが有りますので、しっかり観察して、ご縁にあやかって下さい。

但し、警戒心が非常に強い鳥ですから、近づいたらすぐに逃げられるので、細心の注意を払って下さいね。

ちなみに、セキレイは、日本書紀に登場するイザナギとイザナミの二人の陰陽神に、男女の交合を教えた鳥だといわれております。

イザナギとイザナミは結婚をしたものの、どのようにして子供を作るのか?知りませんでした。すると、そこに、セキレイがやってきて、尻尾を上下に振る動作をして、二人に男女の交合を伝授したと言う言い伝えが有ります。

つまり、セキレイがいなかったら、この四季の美しい日本は、誕生していなかったかもしれません。
だから、セキレイは「恋教え鳥」なのです。

そして、この鳥は一旦「つがい」になると、大変仲が良いと言われているので、既婚の人にも、夫婦円満の秘訣が教えてもらえるかもしれませ。

婚活中の人も夫婦の人も、ぜひ「セキレイ」の名前を覚えて下さいね。

そして、アワビが美味しくなる時です。
殆どの貝は、夏には味が落ちるようですが、アワビは冬に産卵を終え、夏になると身が引き締まり、肥えて来るそうです。

また、フレンチでも、和食でも、中華でも、アワビは、今なお高級食材ですが、単に美味しいだけではなく、日本人には特に、神様となじみが深い、縁起がとても良い食材です。

日本の神様は、昔からアワビが大好きでした。
神様が好きだったから、古代より指導的立場の人も、好んでアワビを食べたのでしょうか?

邪馬台国の女王であった卑弥呼を始め、それぞれの時代を収めてきた偉人の食卓には、必ずと言っていいほどアワビが有ったようです。

今では熨斗(のし)といって、紙や印刷になっていますが、もともとはアワビを乾燥させ、延ばしたものです。
アワビをリンゴの皮をむくようにむいて延ばしていくわけですね。

従って、命を延ばす「延命長寿」、良縁には「縁を延ばす」、さらに慶事には「喜びを延ばす」として、熨斗袋や祝儀袋にはとても大切なものです。

加えて、武家世界では、「アワビを打ち延ばす」ので、「適を打ちのめす」として、コンブ・カチグリと共に重宝されていました。

ところで、「アワビ」と言う名前の由来ですが、本来なら二枚なければいけない貝殻が一枚しかないから、「合わぬ身」が「逢わぬ身」、それが転じて「あわび」になったと言う説が有力です。
つまり、片側にしか貝殻が無いので「片思いの恋」と比喩されるわけです。

桃の節句や結婚式に供される「ハマグリ」にせよ、「アワビ」や「セキレイ」にせよ、男と女の恋愛の様子を、貝や鳥に託して、情緒豊かな名前を付けた日本人の、繊細で豊かな感性には本当に感心します。

間もなく結婚式たけなわの季節を迎えます。
恋人や伴侶がいる人も、片思いの人も、お一人様も、先人の想像力に思いを寄せつつ、男女の中について再度考えてみるのもお勧めです。

私はホテルでブライダルの仕事に長年携わって来たので、今でも「幸せな結婚」は、人生における最高の喜びであり、生きがいだと信じています。

そして、恋をして愛を語ることで、人は大きく成長すると思っています。
だから、何をさておいても、恋愛に時間やエネルギーを投じることは素晴らしい事だと考えます。



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マナー講師 平松幹夫

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