コラム

 公開日: 2013-08-13 

マナーうんちく話581≪お盆と仏教≫

立秋を過ぎたのに記録的な暑さが続いていますね。
立秋を過ぎたからそろそろ涼しくなるのでは?と期待しがちですが、実は二十四節季の「立秋」から8月23日の「処暑」の期間に一年で一番暑い日が記録されやすいそうです。くれぐれもご自愛ください。
そして、そんな中、お盆でお墓参りをされた方も多いと思います。

ところで、日本では昔から、8月は亡くなった方を想う月なのです。
あの世、つまり彼岸より里帰りされるご先祖様の魂をお迎えし、ご馳走や盆踊りや花火でおもてなしをして、数日後に再びお見送りするお盆の行事が、只今、全国津々浦々で行われています。

今、生かされている命を精一杯味わい、ご先祖様を想い、そして感謝するのが日本の夏です。だから、盆踊りの歌には、哀愁が漂う曲が多いわけですね。

ちなみに、日本は神様(神道)・仏様(仏教)の国です。
従って現在、日本で行われる葬式の9割以上は仏教で執り行われています。
しかし、結婚式は大半がキリスト教スタイルです。
皆さんは、この現象をどのように思われますか?

日本の信者の割合は、数年前の資料ですが、神道系が約10840万人、仏教系は約8750万人、諸系約888万人、キリスト教系約234万人です。

つまり、日本人の大半は神道と仏教徒だと言うことです。
では、神様・仏様の国に、「お宮」や「お寺」がどれくらい存在するかご存知でしょうか?

お宮は全国に約81000社あり、神主は約70000人です。
お寺は全国に約76000寺院が有り、僧侶は約340000人です。

要は、お寺やお宮は、コンビニや郵便局や小学校や中学校より、はるかに多く存在していると言うことです

はるか昔から、日本人の心の拠り所であると共に、支えになって来たのがお寺とお宮ですから、別に不思議な事ではありませんが、いつの間にか、その関係性が希薄になった感が有ります。

加えて、コンビニよりも身近に存在するにもかかわらず、コンビニよりはるかに遠い存在になりましたね。経済成長・合理性・利便性の追求も大切ですが、だからといって、宗教性が軽視されれば、無縁社会に陥ったり、心が病んで、自殺者を増加させることにもつながります。

繰り返しになりますが、8月はご先祖様を想い感謝する月です。
もっと、自国の宗教や、自分の宗教に関心を持たれる事をお勧めします。

マナーは思いやりの心・感謝の心・尊敬の心を抱き、それを具体的に表現することですが、表現の仕方はその国々の国民性・文化・歴史・気候風土により異なります。

そして、さらに大きく異なるのが宗教です。
食べ物や食べ方、着物に着方、挨拶の仕方、伝統行事等にその違いが明確に表れています。さらに、冠婚葬祭のしきたりやマナーは、宗教抜きでは考えられません。

しかし、神道や仏教に無頓着な方が多いような気がしてなりません。
核家族化して、家に仏壇や祭壇が無くなったせいでしょうか?
学校で宗教教育が行われていないからでしょうか?

そもそも、宗教の本来の意味は、一人ひとりが常に心の中で神様・仏様と向き合うところに有ると思います。そして、その事に寄り、より善く生きるための知恵を授かることに有るのではないでしょうか?
さらに、科学万能の時代ですが、科学と宗教は張りあう関係ではなく、共存するものでも有ります。

世界中には多くの宗教が存在しますが、これらが、どのようなものなのか?なぜ長きに渡って信じられて来たのか?それを真剣に考えることにより、本当に生きる意味が見えて来ると考えます。

お盆は仏教の伝統行事で、日本の2大年中行事の一つです。
仏様をお迎えし、仏様にお祈りを捧げるわけですから、仏教やお寺により関心を持たれてはどうでしょうか。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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