コラム

 公開日: 2013-07-23 

マナーうんちく話574≪浴衣の知識とマナー≫

夏休みがスタートし、いよいよ夏本番ですね。
そして、暦の上では、今が一年で一番暑い時で、7月23日は二十四節季の一つ「大暑」です。

アウトドア、夏祭り、花火大会、土用夜市等の夏の風物詩が目白押しの絶好の季節で、浴衣を着て、お出かけ予定の方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、「浴衣」の知識とマナーに触れておきます。

最近は、個性とか自由とか自分らしさが尊重され、しかも、ファッションも年々派手になり、それに販売側の巧みな戦略が加味され、「何でもあり」の様になって来た感が有ります。

また、浴衣は、着物のように厳格な決め事も無く、如何にも自由な感が有りますが、こうなるとかえって、これでいいの?と言う不安に陥ることもあります。

着物と浴衣では、季節や時間、さらに場所や場合等において、大きな違いが有りますが、一方、立ち居・振る舞い等においては似た面もあります。

ところで、浴衣の歴史は古く、平安時代に貴族社会で登場します。
当時は蒸し風呂が主流だったようで、蒸し風呂に入る際に、火傷をしないように着た湯帷子(ゆかたびら)が、そもそもの起源です。

やがて、裸で湯につかるようになってからは、湯上りに、木綿で作った「くつろぎ着」をきるようになり、これが今の浴衣の始まりです。

江戸時代には銭湯を利用するが一般的で、そこで、湯あがりに浴衣が着られるようになり、普段着としても広まったわけで、「湯帷子」を略して「浴衣」と呼ばれるようになりました。

風呂上がりに、浴衣を着て夕涼みをして、そして、蚊から身を守るために、蚊帳(カヤ)を吊るした寝床で就寝する。

つい40年から50年くらい前までは、日本人の夏の一番ラフな服装として、着物文化の中心的存在で有ったような気がします。

少なくともこの時点までは、浴衣の作法は、夕方から夜にかけて着る、くつろぎのための室内着で、外出着ではなかったようです。

最近は、浴衣がブームになり、公民館などでも浴衣の着付け教室等が有り、浴衣姿の人を頻繁に見かけるようになりました。

また、雑誌を見ても昼間を想定したシーンも多々ありますね。
ファッションは時代と共に感覚が変わるということでしょうね。

いずれにせよ、浴衣のマナーで最も大切な事は「美しく着る事」だと思います。
カジュアルな服装のイメージが強いだけに、着方が不味かったら、だらしないイメージになります。

先ずは最初にキチンと着付けて頂いて下さい。
それから、仲の良い人に、常に「着くずれ」をチックして頂くことも大切です。
要は、小まめに直すことです。

さらに、美しく見せるには、女性も男性も正しい姿勢です。
そして、女性は小幅で、どちらかと言えば内またで、男性は胸を張りどうどうとがポイントです。加えて、男性は女性を優しくエスコートして下さいね。

手を伸ばす時には、延ばしたい手の反対の手で、袖口や袂を軽くつまむと気品が漂います。《マナーうんちく話「和の立ち居振る舞い」》を参考にして下さい。
お化粧は清楚な感じが好感を持たれます。

また、常にエレガントな立ち居振る舞いを意識しておくのもお勧めです。
優雅な中にも涼やかで、清楚な雰囲気が醸し出されるようになればいいです。

最近の浴衣のお洒落は、ある程度社会性を有する「身嗜み」と異なり、大変プライベートなものです。結構大胆に着こなされている人もいますが、反面、保守的な人も多い気がします。

ポイントは、似合うか否かではないでしょうか?



この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

5

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1579《有名人の振る舞いとマナー》

寒さが厳しくなるにつれ、うつむき加減になることが多いものですが、この時期冬の夜空を見上げるのもお勧めです。...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1578《「形」より「心」!? 本当のマナー美人になるには・・・。》

マナーは時と場合により発揮の仕方は異なります。不易流行的側面もあります。だから様々な経験を経て、苦労し...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1577《勧善懲悪とマナー》

前回赤穂浪士に触れましたが、それに匹敵するくらいミリオンセラーになったのが水戸黄門ではないでしょうか。...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1576《歴史上の大事件の裏にはマナーが関わっていた(赤穂浪士の討ち入りとマナー

12月14日は日本人なら誰しも知っている歴史上の大事件が起きた日ですね。小説、浄瑠璃、映画、テレビでおなじみ...

[ 訪問ともてなしのマナー ]

マナーうんちく話1575《日本人なら知っておきたい年末の大切な歳時「正月事始め」》

今年は真冬になるのが早かった気がしますが、如何でしょうか。ところで最近、都会においても、猿や猪が出現して...

[ 歳時記のマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ