コラム

 公開日: 2013-07-09 

マナーうんちく話567≪お中元の知識とマナー≫

およそ日本人ほど、贈り物を頻繁にする国民はいないのではないでしょうか?

それだけ、日本人が、物質的に豊かで、思いやりがあり、義理深く(贈与交換儀礼に律儀)、そして商戦逞しいということでしょうか。

梅雨が明けたので、お中元商戦が一気に加速しますね。
今年は、誰からどんなものが頂けるか?誰に何を送るか?
様々な思いが交差する時期です。

母&父の日商戦、クールビズ&ウオームビズ商戦、クリスマス商戦、そして中元&歳暮商戦などが、年々盛大になり、早い時期から展開されますので、年中慌ただしい感が有りますが如何でしょうか。

勿論これにより、経済が活性化されるのはいいことですが、不必要にコマーシャル商戦に巻き込まれるのではなく、しきたり本来の意味を正しく理解し、主体的の行うのが良いかと考えます。

元々、「中元」は中国のしきたりで、「三元」と言われる中国の道教に基づく祭日のひとつです。

旧暦の1月15日が「上元」、7月15日が「中元」、そして10月15日が「下元」で、この三元の習慣が日本に伝わったわけですが、中元が日本の盆のしきたりと融合し、祖先供養の意味も込め、品物を贈り合ったのが起源です。

そして、中元の人気商品は、ビールやコーヒーなどと同じく、素麺やウドン等が人気ですが、元々日本には「盆礼」といって、素麺やウドンを親や親族、あるいは日頃お世話になっている人の元へ届ける習慣が有ったわけです。

加えて、その一年以内に亡くなった親しい人の元に、「盆供(ぼんく)」と言って、素麺やウドンを持参し、お供えする習慣も存在しました。

ちなみに、お盆と対比される正月には、素麺やうどんの変わりに、何を持参するかご存知でしょうか?
餅です。

中元には素麺やうどん、歳暮には餅、そして彼岸にはボタモチやオハギをお供えするように、当時は米や麦などの穀物が、命を繋いでくれる、最も貴重品だったので、先ずご先祖にお供えしたのですね。

いずれにせよ、日頃の感謝の気持ちを込めて贈るものですから、贈り方にもそれなりの礼儀作法が存在します。
熨斗を掛けるのもそのためです。

それでは、「中元」に関するポイントを纏めておきます。

○贈る期間
7月15日頃までがお勧めです。
但し、地域によっては月遅れの8月15日までも所もあります。

○誰から誰に贈るの?
基本的には、目下から、日頃お世話になっている目上の人に贈ります。

○何を贈る?
相手の好み、予算等にもよりますが、コラムの内容を参考にして下さい。

○どのようにして贈るの?
本来は持参して、お礼の言葉と共に手渡しします。
※「マナーうんちく話《訪問の仕方・され方》」《もてなしの仕方・され方》」を参考にして下さい。
最近はすっかり配送する場合が多いようですが、送りっぱなしは感心できません。出来れば時候の挨拶と共に、品物を、いつ、どこから、送ったと言うことを知らせる「送り状」を、贈り物に先駆けて出したいものです。
電話やメールでもいいでしょう。

○水引と表書き
水引は赤白の「蝶結び」で、熨斗はつけます。
表書きは「御中元」がいいでしょう。
時期が遅れたら、「暑中御見舞」になります。さらに、立秋(平成25年は8月7日)を過ぎたら「残暑御見舞」になります。
上司・目上の人だったら「暑中御伺」「残暑御伺」でもいいです。






この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

5

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1369《幸運を呼ぶ「運盛り」のお勧め》

国土の7割以上を山で覆われている日本では、四季折々の山の様子を人に例えて非常におおらかな表現をしています。...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1368《二十四節気の一つ「大雪」と「イルミネーション」》

最近公民館、女性大学、地域、教育委員会、諸団体等からの「年中行事」に関する講演依頼が増えてきました。10日は...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1367《大切にしたい服装のマナー》

「クールビズ」や「ウオームビズ」が浸透したせいで、服装もかなりカジュアルになり、個性が尊重されるようになり...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1366《子どもにマナーを教えることができますか?②》

この度文部科学省の問題行動調査で、全国の国公私立の小中高、特別支援学校において「いじめ」が224540件発...

[ 親に身につけていただきたいマナー ]

マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ