コラム

 公開日: 2013-02-14 

マナーうんちく話478≪バレンタインデーと愛の媚薬チョコレート≫

バレンタインデーのプレゼントは、もはや「本命」とか「義理」とかではなく、友人同士で交換し合うようになり、本来の意味や意義が薄れつつあります。

恋愛や結婚にネガテイブになったせいで、売り上げの低下を危惧した、業界の巧みな戦略でしょうか?毎年変わりようが激しいイベントですね。

また、プレゼントの内容も、チョコレートを始め、菓子やケーキ、小物、化粧関係と益々多彩になっているのが気になります。

この点が、本家西洋とは大きく異なるようですが、それでもバレンタインデーと言えば、チョコレートが嬉しい気がしますが、如何でしょうか?

ちなみに日本で、バレンタインデーにチョコレートを贈る広告が出されたのは戦前の事のようですが、本格化したのは昭和30年代に入ってから、デパートが「女性から男性に、チョコレートを贈るキャーンペーン」を展開してからだと言われております。

その当時は、まだまだ結婚も「見合い結婚」が幅を利かせた時代であり、まして、女性から愛を告白するような風潮は無かった時代ですが、それにも関わらず、あえて「女性から男性にチョコレートを贈る日」にした担当者は、すばらしい先見の明が有ったのでしょうね。

江戸時代に平賀源内が「夏の土用」に鰻を食べるようにしたり、江戸商人が「7・5・3」の日に千歳飴を考案したり、デパートの社員が神様(神道)・仏様(仏教)の国にキリスト教のクリスマスプレゼントを贈るようにしたり、飲食店主が節分に恵方巻きを食すよう仕組んだり、いつの時代にも賢い商売人がいるものですね。

そして、一億二千万人の国民が、それに何ら抵抗することなく受け入れるのは、神様・仏様が多神教であり、諸外国の文化もおおらかに受け入れると共に、贈り物を通じ、相手を思いやる日本人の優しい国民性のせいではないでしょうか。

さらに、日本がそれだけ、平和で物質的に豊かであると言うことでしょうね。
このような時代と国で生活できることに、改めて感謝したいものです。

ところで、バレンタインデーになぜ「チョコレート」を贈るのかご存知でしょうか?

チョコレートの歴史は古く、紀元前2000年頃にさかのぼると言われておりますが、その原料となるカカオは「神の食べ物」として重宝されていました。

そして、山羊の乳を羊の革袋に詰めて運んでいた、砂漠の隊商が自然発生的にチーズを発見したように、カカオの豆が山火事により焼けて、それが大変香ばしい匂いを発生させ、やがてチョコレートが作られるようになったとか。

既に、今から500年位前には、メキシコでチョコレートが飲まれていたそうで、それをスペインのフェルモント・コルテス将軍が母国に持ち帰り、王室に献上し、やがてヨーロッパ一帯に広がったようです。

日本人のお茶が、中国から遣唐使が持ち帰り、最初は薬としてごく一部の特定階級の人だけの飲み物であったように、チョコレートも同じで、素晴らしい薬効を持つ薬として、そして愛の媚薬として、ごく一部の特定階級に広まった歴史が有ります。

それが、前述したように、デパートに勤務する賢い人が、2月14日に愛を形にして、チョコレートを贈る習慣を築いたわけです。

理屈や講釈はともかくとして、バレンタインデーに「愛を形にしたチョコレート」を贈る相手がいるか否かが、とても大切だと思うわけです。

特定の恋人にせよ、仲の良い友人にせよ、贈って喜んでくれる人がいるか否かで、心の豊かさは変わってくると思います。

日頃から、公私とも、良好な人間関係を築くことが大切ですね。
このコラムを沢山お読み頂き、出来る事を実行に移していただけたら嬉しいです。


この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

4

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
お客様の声

●●テーブルマナーの本当の大切さが理解できました●●洋食のマナーには自信が有ったので参加しましたが、今回平松先生の講座を受講して「目からうろこ」と言う言葉をす...

出前講座

■絶対聴きたい!《女性会・女性部向け》厳選講座のご案内!商工会、法人会、各種団体の女性部会から、婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座です...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1369《幸運を呼ぶ「運盛り」のお勧め》

国土の7割以上を山で覆われている日本では、四季折々の山の様子を人に例えて非常におおらかな表現をしています。...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1368《二十四節気の一つ「大雪」と「イルミネーション」》

最近公民館、女性大学、地域、教育委員会、諸団体等からの「年中行事」に関する講演依頼が増えてきました。10日は...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1367《大切にしたい服装のマナー》

「クールビズ」や「ウオームビズ」が浸透したせいで、服装もかなりカジュアルになり、個性が尊重されるようになり...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1366《子どもにマナーを教えることができますか?②》

この度文部科学省の問題行動調査で、全国の国公私立の小中高、特別支援学校において「いじめ」が224540件発...

[ 親に身につけていただきたいマナー ]

マナーうんちく話1365《幸運を呼ぶ心の持ち方・過ごし方》

「笑う門には福来る」。「上方いろはかるた」に登場する一句です。最新の研究では「作り笑顔」でも、肉体的...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ