コラム

 公開日: 2013-02-11 

マナーうんちく話475≪世界屈指の歴史と礼儀作法≫

今日2月11日は「建国記念の日」です。
日本には「○○記念日」と言うのが沢山ありますが、暦には「建国記念日」ではなく、「建国記念の日」となっております。

もともと「紀元説(きげんせつ)」といわれていましたが、戦後占領軍により廃止され、その後「建国記念の日」として復活され、現在に至ります。

ちなみに「紀元」とは、日本を始めて統一した、日本の初代天皇である「神武天皇」の即位に始まります。
即位の日は、紀元前660年の2月11日と推定されるそうですが、これに従えば、日本は建国以来、大変長い歴史が有るわけで、地球上に存在する190余りの国の中では一番です。

ちなみに、2番目に古い国がデンマークで1100年、イギリスが900年だと言われています。

従って「日本はどんな国?」と聞かれたら、胸を張って「世界で一番歴史の在る国」で、「平和で、四季の美しい国」だと答えられると思います。

平安時代や江戸時代は400年も200年以上続いていますが、これも世界に前例が有りません。だから、日本には世界に誇れる多様な文化が根付いているわけで、礼儀・作法もその一つです。

ところで、日本における成文化された礼儀・作法は、聖徳太子の作った「十七条の憲法」だとされていますが、これも1400年以上の歴史を有しており、「和の精神や」や「話しあい」の大切さを貴族や官僚に説いております。

そして、宮廷においては、膨大なジャンルの、実用に応じた作法が伝えられ、実行されてきたわけです。神官の衣装や12単衣を始め、葬儀、年賀、鏡台、宮内省、大蔵省、女房等と言う言葉もその名残です。

さらに、室町時代になるとそれらを集大成した、「小笠原流礼法」が生まれ、隆盛を極め、今の日本人の精神面に非常に大きな影響を与えることになります。

「上座」や「下座」の概念や、「襖」や「障子」の開け閉ての作法がうまれたのもこの頃でしょうか。

さらに、江戸時代になると、裕福な商人が生まれ、やがて武士のみならず、商人にも礼儀・作法が普及します。

男尊女卑の通念が確立されたり、家長制度が定着していた時代の礼儀作法ですから、現代社会にはそぐわないところも多々ありますが、当時としては絶対的価値が置かれ、服装、食事、婚礼、葬式、そして年中行事等に、厳格な作法が定められ、現在に至ります。

世界屈指の、治安のよい国、他殺率の少ない国、礼節の国、勤勉な国等としての遺伝子はこの時期に確立されたのですね。

だから現在の日本は、世界の中で最も好感の持たれる国の一つになったのではないかと思います。

決して有頂天になる必要はないけど、多くの日本人に、このこと知ってほしいものです。
謙虚に受け止め、誇りに思って頂きたいと感じます。

加えて、数ある年中行事も、元はと言えば、神様や稲作を中心として始まり、それが1000年も2000年も受け継がれているわけで、これだけ長く受け継がれているのは、日本人にとって有益だからです。

しかし、バレンタイン、クリスマス、ハロウィン等のキリスト教に関連する西洋の行事は年々盛大に行われていますが、「冬至」を知らない人、「床の間」が解らない人、「箸」がまともに持てない人、「正座」ができない人、正しい「お辞儀」ができない人が増えています。

また、結婚式でもキリスト教式の挙式が過半数を超えたままで、神前式挙式は減少したままです。
神前挙式は、日本人の絆づくりの原点です。

大震災以降「絆」の大切さが叫ばれていますが、口先だけのように思われてなりません。

外国の文化を否定するつもりはありませんが、やはり世界一長い歴史や礼儀作法を有する国に住む者として、「建国記念の日」くらいは、自国の事にもっと関心を持って頂きたいと痛感します。


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マナー講師 平松幹夫

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