コラム

 公開日: 2013-01-31 

マナーうんちく話464≪「おいとま」と「お見送り」のマナー≫

心温まるもてなしは、要領のよさとか小手先のスキルより、来客への思いやりの心から生まれるものです。

客層、時間、気候、状況などに合わせ、相手の気持ちを考慮しながら、真心こめてもてなすことが何よりです。

とはいえ、自分を犠牲にしてまでのもてなしは無理が生じ、心の交流は図れません。
また、理屈はわかるけど、その場になったら、どのように接していいのか?迷うことも多々あります。

例えば、客が「おいとま」を切りだした際には、一旦引き留めた方がよいのか?言われるままお引き取り頂いた方が良いのか?大いに迷うところです。

このような場合、客層、訪問目的、滞在時間等にもよりますが、引きとめなければいけない決まりは有りません。
あくまで、自分の気持ちに忠実に従えばいいでしょう。

すなわち、来客に、もう少し、いて欲しいと思えば、相手の都合を伺い、さらに滞在して頂ければいいし、おいとまを切りだされて、やれやれと思えば、そのままお見送りすればいいでしょう。

来客も、いったん引きとめられれば気分が良くなりますが、さりとて、心にもない事を口にするのも失礼です。

また、いつまでたっても客が帰る様子が無い場合、ストレートに「お帰えり下さい」とは言いにくいものです。

このような時には、相手の「これからの予定」を伺えば、大抵の場合は、気がついてくれます。

しかし、それでもだめなら、こちらの都合をキチンと話して、おいとまして頂いたらいいと思います。

そして、客人を、お見送りをするわけですが、予め、客人の履き物を、玄関の中央部に揃えて置いて下さいね。

続いて、玄関先で、必要に応じて靴ベラ等を渡したり、コートや荷物等のお世話をし、門を開けて、客を見送ります。

この時、「どこで」、「いつまで」見送るかですが、改まった客の場合は、家や事業所の敷地と公道の境目まで出て、姿が見えなくなるまで見送ることをお勧めします。

そこまで見送られるとかえって窮屈だとの意見も有りますが、相手の心の内は解りません。
丁寧に越したことは無いと考えます。

さらに、来客を複数で応対していたら、応対した全員でお見送りすることが望ましいです。

よく在るケースですが、上司と部下でお見送りする時に、上司は事務的な挨拶だけでさっと中に入り、部下だけが最後まで見送りますが、これは感心しません。

出来る限り、一緒に最後まで見送って下さい。
たとえ、商談などが上手くいかなかった場合も、より丁寧に接して下さいね。
ここに、その事業所の品格が出ます。

手土産が有る場合は、帰り際に渡せばいいでしょう。
加えて、暗くなってから女性客を見送る場合は、駅まで送るとか、安全な場所までエスコートするなど、細かい配慮が必要です。

「終わりよければすべてよし!」と言われます。
物事は締めくくりが大切であると言うことです。
「仕上げが肝心」だと言うことですね。
いくら、客人といい話しになっても、最後が悪ければ何にもなりません。

もてなしに関しては、お見送りこそ、大切な締めくくりなのです。
決して、おろそかにしないで下さい。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

52

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1544《食欲の秋!心通わせる食卓のお勧め②》

物が豊かで便利な国になっても。「孤食」が相変わらず増えているのは感心しません。特に家庭では、できる限りそろ...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1543《食欲の秋!心通わせる食卓のお勧め①》

食べることが嫌いな人はほとんどいないでしょう。では「味覚の秋」「食欲の秋」を存分に楽しまれていますか?...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1542《「稲刈り」と「初穂料」》

実りの秋、収穫の秋を迎えています。この時期には全国津々浦々で稲刈りが始まっていますが、同時に秋まつりが行...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1541《「ありがとう」の連発が人生を好転させる》

秋雨前線の影響でしょうか?気温も急降下し本格的な秋の訪れが実感できますが、暦の上では菊の花が咲く時期です...

[ 日常生活におけるマナー ]

マナーうんちく話1540《神無月に出雲に出張された神様はどんな仕事をされるの?》

10月も半ばになると、昼間の時間が短くなったのが実感できるようになりますが、暑くもなく寒くもなく、最も過ごし...

[ 歳時記のマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ