コラム

 公開日: 2012-12-30 

マナーうんちく話432≪日本人と餅≫

先日、「ハレ」と「ケ」のお話をしましたが、ハレの代表的な行事は正月です。
そして、正月の代表的な食べ物が「餅」です。

古来日本では、稲作信仰が有り、何千年にも渡り、米から多大なエネルギーを頂いております。

その米から作った餅は、ハレの日に無くてはならない縁起物の食べ物で、多彩な年中行事に登場します。

正月に食べる「雑煮」、雛祭りの「菱餅」、お彼岸の「牡丹餅」、端午の節句の「柏餅」等など。
さらに、上棟式などにも「餅投げ」が有ります。

このように、日本では古くから、めでたい席で、餅が大きな存在感を発揮させますが、これは、餅が本来神様にお供えする神聖な食べ物だったからです。

そしてお供えした餅を皆で食べるわけですが、餅を食べると言うことは、神様の霊力を頂くことになります。

だから今でも、様々な祝い事や年中行事等のハレの日には、餅をついてお祝いしたり、近所にも配ったりします。

ところで、以前にも「満年齢と数え年」で触れましたが、昔は「数え年」で、正月になったら餅を食べて一つ年を取りました。
「お年玉」とは、本来「年の魂」であり、正月に食べる餅だったわけです。

そして「鏡餅」ですが、昔、鏡は「三種の神器」の一つであり、その関係から、神様の鎮座される場として鏡餅を用意します。

丸い形は「魂」を表現し、大小二つの餅を重ねるのは陰と陽を表し、「よりよく年を重ねる」と言う意味が込められています。

ちなみに、最近は家で餅をつくことが少なくなりましたが、もし自宅でつかれるようでしたら、28日までか30日がお勧めです。

鏡餅の飾り方ですが、一般的には、大小二つの餅を重ねて、三方の上に半紙や奉書紙を敷き、ゆずり葉か裏白を左右にあしらい、だいだいを置きます

三方が無かったら、丸盆に半紙を敷き、餅を置き、その上にミカンを置いても良いでしょう。これで正月らしくなります。
さらに、金銀の水引等を飾られたら、なおいいですね。

また、鏡餅を飾る場所は「床の間」になりますが、無かったら居間のたんすの上か、玄関の下駄箱の上でもいいと思います。

但し、鏡餅は神様が鎮座される場所ですから、あまり低い位置には置かないようにして下さい。

さて、今まで「門松」に「しめ飾り」に「鏡餅」のお話を進めて参りましたが、これで正月の準備は万端整いました。

明日は、「年越し蕎麦」と「除夜の鐘」で締めくくります。

この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトのハッピーライフ創造塾

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1623《今流の男の礼儀作法⑥「グローバル時代のマナーとは?」》

江戸時代の武士も町人も庶民も礼儀作法に重きを置いたのは、次第に物が豊かになるにつれ、良好な人間関係を築く必...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1622《目は口ほどに物を言う!」。大切にしたい「視線」のマナー》

「嘘をついても目を見ればよくわかる」とよく耳にします。また「目は口ほどに物を言う」と昔から言われます。...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1621《今流の男の礼儀作法④「礼儀作法は教養の代名詞であり、生活の必需品だった

経済力や地位が高まれば次に望むものは知性や教養というのは古今東西普遍のようですね。「衣食足りて礼節を知る...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1620《雨水!春の雨で鋭気を養い、自分らしい花を咲かせよう》

雪が多い年は豊作になるといわれていますが、「瑞花(ずいか)」という吉兆を表す言葉があります。雪が多く降...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1619《ブランド志向とティファニーのテーブルマナー教本》

今の子育ては間違いだらけ!?教育者ではないので、子どもの教育のことはよくわかりませんが、若者の様々な研修...

[ マナーの心得 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ