コラム

 公開日: 2012-12-28 

マナーうんちく話430≪門松の由来≫

前回、正月とは「神様の里帰りの日」だとお話ししましたが、神様をお迎えするに当たり、何かと準備が必要です。

「門松」、「しめ縄飾り」等、正月の準備には何かと、昔からの、ゆかしい、しきたりや作法が有りますので、これらについて順次触れて参ります。

先ずは「門松の由来」についてです。

門松には当然、松を使用しますが、「マナーうんちく話415《新年事初め》」でも触れましたが、本来は12月13日に「すす払い」を済ませた後で、山に切りに行くわけですが、最近はクリスマスイベントが済んでからが多いようです。

門松とは、正月に、家や会社の門口に立てる松だから「門松」と言います。

一対の、松を束ね、長さの異なる竹と梅をあしらったものを、縄で結んだものが一般的ですが、最近は飾り方が多種多様になりました。

また、門松を立てる目的は、神様が里帰りする時の「より代」にするためです。

そして、門松に使用されている材料の意味には、色々ないわれが有ります。

「松」はクリスマスツリーでも触れましたが、年中緑を耐やさない、という意味と、神を待つ(松)と言う意味も有るようです。

「竹」は繁殖力が旺盛で、やせた土地にでも根を張るから、縁起が良いとされています。

「梅」は、厳寒の中、百花に先駆け、凛と咲くから、竹と同様、大変縁起が良いとされております。

ちなみに、「松竹梅」がお目出度い行事に使用されるようになったのは、室町時代からだそうです。

加えて、門松に使用している3本の竹は、切り口が大きく斜めに切られていますが、これは斜めの切り口を、「人が笑っている表情」に似せているためです。

「笑う門には福来る」と言いますが、まさにそうですね。

門松を飾るタイミングは12月28日が多いようです。

12月29日に飾れば、「二重苦」に繋がり良くないとされています。
さらに、12月31日に飾れば、「一夜飾り」といって、神様をお迎えする真摯な態度に欠けると言われます。
ゆとりが大切だと言うことです。

ところで、1月1日は「元旦」、3日までを「三が日」、そして7日までを「松の内」と言いますが、この「松の内」の意味は、門松が飾ってある期間です。

従って門松を飾る期間は、12月28日、もしくは30日から、1月6日の夕方、もしくは7日までが一般的ですが、地域により異なります。

最近は一般家庭では、クリスマスツリーは飾るが、門松は行政等が配布する、門松の絵柄を印刷した紙を、玄関等の柱に貼り付けるところが多いようです。私は本末転倒だと思うのですが・・・。

新年の祈願を教会で行うのであれば、クリスマスツリーを飾ればいいと思いますが、神社で参拝されるのであれば、やはり小さくとも門松が望ましいと考えます。
皆様は如何でしょうか?





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