コラム

 公開日: 2012-12-08 

マナーうんちく話410≪自然災害と「向こう3軒両隣」≫

最近自然の猛威が日本列島を襲い続けているようですね。
激しい風雪の影響で北海道が大停電になったかと思うと、今度は東北地方の地震と津波。

全て電気に頼っている現状下で、停電は致命的です。
加えて、科学がいくら進歩しても、津波に襲われたら、逃げるのみです。

寺田寅彦の、「災害は、忘れた頃にやって来る」という天災の格言が有りますが、今では、かなり修正を加える必要が有ります。

ここ半世紀の間に、日本の暮らしは急変しました。
高度経済成長のお陰で、物質的な豊かさと、便利さと、長寿を手に入れました。

そして、さらなる物質的な豊かさを求め、新しい高性能の電化製品が次から次へと登場し、電力の需要が急上昇し、原発に依存するようになりました。

贅沢な暮らしに慣れたら、生活水準を下げるのは大変です。
だから、それを維持するのに、さらに無理を重ねなければいけません。
国際競争にも勝たなければいけません。
より努力をすることが求められます。

その結果、豊かさと引き換えに、大き過ぎる代償が続いているようでなりません。

今回の停電にせよ、津波にせよ、厳しい冬の出来事だったので、暗闇と寒さの中、眠れぬ夜を過ごされた方も多いと思います。
これ以上余波が広がらないように願うばかりです。

ところで、日本には昔から、「向う3軒両隣」と言う美しい言葉が有ります。

最近は住宅事情が激変し、それに加え、地域のコミュニティーもすっかり希薄化したため、殆ど聞かれなくなった言葉ですが、自分の家から見て、向かい合った3軒と、両隣の家のことです。

つまり、日頃から何かと、仲良く付き合いをしている家を意味します。

災害が発生したら、自衛隊、消防、警察に加え、自主防災組織、いわば「共助」も大切が、それより前に、先ず「向う3軒両隣」の助け合いが必要です。

年配の方はご存知だと思いますが、「隣組」と言う歌が有ります。

その1番に、「とんとん とんからりと 隣組 格子を広げれば 顔なじみ 廻してちょうだい回覧板 知らせられたり 知らせたり」という歌詞が有ります。

また3番の歌詞は、「とんとん とんからりと隣組、地震、雷、火事、泥棒、互いに役立つ用心棒、助けられたり、助けたり」と言う内容です。

これは戦時体制下に導入された歌ですから、戦争のイメージが漂うかもしれませんが、メロディーが大変軽快なので、戦後もコマーシャルソングなどにも採用されました。「ドリフの大爆笑」でも、おなじみです。

この歌に表現されているように、災害時には、近隣同士の、自発的な絆づくりが不可欠だと思います。
また、例え災害時のみならず、このことは、子育て、介護等にもとても必要なことです。

無縁社会と言われるようになって久しいですが、向う3軒両隣が無理でしたら、せめて、両隣くらいは仲良く付き合いたいものです。

そして、その大前提は、互いに素敵なマナーを発揮することです。

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人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

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