コラム

 公開日: 2012-11-15 

マナーうんちく話389≪七五三とボージョレーヌーボー≫

全国に神社がいくらあるかご存知でしょうか?
81000社あり、70000人の神主がおられます。

実は神社は、コンビニより身近に存在するのです。
しかし今は、近くに有りながら、縁が遠ざかっている気がします。

ところで、皆さんは一年に何回位、神社にお参りに行きますか?
また、神道についてどのくらいご存知でしょうか?

昔から、日本人の生活に大変密接な関係が有った神道ですが、氏子でありながら、自分自身が神道の信者であるという自覚がなく、意外に知らないことが多いのが神道ではないでしょうか。

しかし、神道は日本固有の宗教です。
そして、昔から日本人の哲学や思想を培ってきたにもかかわらず、特定の創始者を持たない、自然発生的な宗教だと言えます。

そのせいでしょうか、民族が創造した神話と、非常に深いかかわりを持ちます。
さらに、稲作や年中行事、及び人生に関する様々な儀式など、生活の中に大変深く浸透している宗教です。

前にも申しましたが、昔は乳幼児の自坊率が大変高かったので、子どもは7歳までは「神の子」と言ったならわしが有りました。
だから、七五三は盛大にお祝いするわけです。

昔から、「女らしさ」とか「男らしさ」と言われますが、七五三は、その女の魂と、男の魂を授かる時だと言う説が有ります。
肉体的には、女の子と男の子の違いは歴然としていますが、七五三は、女の子と男の子の、精神的な違いを授かると言う意味です。

「男女7歳にして席を同じゅうせず」と言われます。
男の子も女の子も七歳になれば、男と女のけじめをつけ、みだりに交際してはいけないと言う意味です。

ところで、皆さんは初対面の人から、「コーヒーをおごって」と言われたら、おごりますか?何回もその人と共有する時間を取り、良好な人間関係を築き、それで初めて、コーヒーをおごる気持ちになるのが普通ですよね。

神様も同じではないでしょうか?
一年に、一度や二度のお参りでは、神様と深い縁は結べません。
何度もお参りし、神様と良い関係を築くことが大切であると考えます。

森の鎮守とうたわれているように、神社は深い木々に囲まれ荘厳な雰囲気が漂います。心を清めるには最適の場所です。
年に何度か、神社に参拝されるのもお勧めです。
日本の礼儀・作法の精神が解るような気がします。

さて、今日は「ボージョレーヌーボー」の解禁日ですね。
ワインの世界は横文字が多いですが、「beaujolais nouveau」のことで、ヌーボーとは「新酒」の意味です。従って、「フルーティー」とか「ジューシー」とかいいますが、的を射た表現だと思います。

11月の第3木曜日に解禁される、ボージョレーヌーボーは、本来当地の農民の収穫祭ですが、日本には40年位前から輸入されています。

日本で収穫された新米を、神様にお供えして、その年の収穫を感謝する「新嘗祭」は、耳にすることがほとんどなくなりましたが、ボージョレーヌーボーフエァーは年々派手になっているようです。

冬至にカボチャを食べなくても、ハロウィーンの行事は盛大にしています。
楽しければそれでよいのでしょうが、七五三にはなぜお宮参りするのか、冬至にはなぜカボチャを食すのか、先人が築き上げたしきたりの合理的な意味には、現代人が抱えている多くの矛盾を解くヒントが存在しています。

だから、冠婚葬祭のしきたりやマナーは大切なわけです。
それを理解したうえで、外国の文化を受け入れることが大切だと思います。

ボージョレーヌーボーフェァーは陽気なお祭りです。フルーティーな新酒と共に、皆で明るく楽しく過ごすことも参考にしていただいたらと思う次第です。


この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1393《「お名前頂戴できますか?」。この言いどう思いますか》

「類は友を呼ぶ」といわれます。そして良縁はさらに良縁を産みます。良い人間関係、良い本、良い音楽、心地...

[ ビジネスマナー ]

マナーうんちく話1392《寒い時期、心が温かくなる季節の言葉「木守柿」》

「生きることは食べること」といわれるように、食べるという行為は生きていく上で必要不可欠です。だから食べ...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1391《年中行事に込められた思い!小正月と小豆粥》

睦月も半ばを迎えましたが、元日にお迎えした歳神様が「三が日」「松の内」「七草粥」を経て次第に人家から遠のか...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1390《食べ物にも思いやりを!復活させたい「勿体ない精神」》

突然ですが、世界中に「日本食」とされる飲食店が幾つあるかご存知でしょうか?農林水産省の調べでは約886...

[ 和食テーブルマナー ]

マナーうんちく話1389《幸運を招く「祝い言葉」と縁起の悪い「忌み言葉」》

今まで正月のしきたりに触れて参りましたが、今のように科学が発達していなかった昔は、何かにつけ「神頼み」や「...

[ 日常生活におけるマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ