コラム

 公開日: 2010-06-08 

燕とマナー


お彼岸の頃飛来した燕が只今子育てに一生懸命です。

燕はその天敵であるカラス・猫・蛇などから身を守るために、あえて人間の目に留まるところに巣を作るそうですが、卵を産み、温め、やがてそれが孵化すると、雨の日も風の日も朝から晩まで一心不乱で子供に餌を運んでいる姿には、人間のほうが燕から学ぶことのほうが多いような気がします。

ところでマナーとは「思いやりの心」と「それを言葉や態度で表わす」という二つの側面があり(いわゆる礼儀と作法でしょうか)、その表現の方法はそれぞれの国の歴史、文化、宗教、国民性などにより異なります。
さらに時の流れにも敏感に反応します。

俳句を嗜む方にはおなじみの「不易流行」という言葉があります。時代の流れとともに変わらなくてはいけないことと、時代の主要がいかに変化しようとも変えてはならないものが存在するという意味です。

「他者に対する思いやりの心」「親が子を思う心」などは、科学万能の時代とはいえ絶対に変えてはならないものだと感じます。政権や内閣がどのように変わろうともです。

ちなみに「思いやりの心」とは「他者を不幸にしない」という意味と、さらに進んだ「他者を幸福にする」という意味があります。
親の子に対する無償の愛こそマナーの神髄だと言えるのではないかと私は感じております。
 

また、季節により衣装が変わるのは四季の変化が明確な日本ならではの習慣みたいですが、その起源は平安貴族に由来するそうです。最近は「エコ」だとか「クールビズ」「ウオームビズ」などとすっかり横文字になってしまいましたが、「衣替え」を終えたところで改めて、自然や目に見えないものに対するマナーの必要性も考えてみたいものですね・・・

燕の子育てをいつも感心しながら見守りつつ感じたところを述べてみました。
少しでも参考になればマナー講師としてうれしい限りです。

今晩は少し寒くなってきました。
ご自愛ください。

   岡山ハッピーコミュニケーション 平松幹夫

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