コラム

 公開日: 2012-08-12 

マナーうんちく話304≪迎え盆の知識とマナー≫

前回は、「盆」と「正月」は日本人にとって、先祖と子孫が一体となって有意義なひと時を過ごす、一年の内で最も大切な一時だ!と申しましたが、実はこれと似たような日が存在します。

おわかりでしょうか?
「秋分の日」「春分の日」、すなわち「お彼岸」ですね。

では、「盆と正月」と「お彼岸」はどう異なるのか?と言えば、盆と正月は、ご先祖様が里帰りされるのをお迎えする一連の行事ですが、お彼岸は、ご先祖様が眠っているとされるお墓に出向き、供養する行事です。

いずれも仏教行事だとされていますが、仏教の教義・教典では理解できないことも多々あります。
例えば、霊の捉え方や、亡くなられた人の魂が本当に帰られるのか否か、多様な考え方が存在するのは確かです。

しかし、この世で生きている我々を守って下さるとされる、ご先祖様を供養し、感謝すること、あるいは子孫が集まり絆を深めることは、何に増しても大切なことで、マナーの根源をなすものだと考えます。

だから、日本では昔から、「お陰様」とか、「MOTTAINAI」精神が根付いたのではないでしょうか?

ところで、お盆を迎えるに当たり、具体的にどのようにしたらいいのか?簡単に解説しておきますので参考にして下さい。

お盆の準備は、立秋の頃からお墓掃除をしたり、仏壇・仏具等をきれいにし、精霊棚を用意します。

そして、「迎え盆」と言われる13日には、ご先祖様が実家にスムーズに里帰りできるように「迎え火」を焚きます。これは正月の門松に当たります。

また、精霊棚には野菜やソーメン等をお供えします。
胡瓜や茄子に、割れ箸やマッチで足や手を作り、トウモロコシの茶色くなった毛で、尾っぽを作った記憶の有る方も多いと思います。
既にお話ししましたが、胡瓜はご先祖様が里帰りされる際に使用される馬です。
「ご先祖様」に早くお目にかかりたいから、スピードの速い馬に乗ってお帰り下さいと言う意味です。

一方、茄子は、お帰りの時に、「送り団子」などのお土産を抱えて乗られる牛を意味します。
ご先祖様がお帰りの時には、名残り惜しいので、ゆっくりとスピードの遅い牛に乗ってお帰り頂くわけです。

加えて「ほおづき」は、提灯に明かりが灯った状態に似ているので、「お盆提灯」を意味しています。

何を、どのようにお供えするかは、地域や宗派により異なりますが、要はご先祖様が浄土(天国)から里帰りされるのを、心を込めてお迎えすることに意味があると思うわけです。

さらに、里帰りされたら、前回お話ししたように、子孫と共食されるわけですが、他にアトラクション等も楽しまれます。

そのアトラクションが「盆踊り」や「打ち上げ花火」ですが、「盆踊り」は次回に詳しく触れます。

そして最後は、「送り盆の知識とマナー」を予定していますので、最後まで宜しくお付き合いください。











この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

《幸齢期に乾杯!加齢を華麗に生きる人生100歳時代の幸せ探し》《人生100歳2毛作時代到来!もうひと花美しく咲かそうよ》

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーと豊かな心でハッピーな人生を(1/3)

 「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。作法に込められた意味を理解したうえで身に着けることで、人間関係を良好にし、豊かな心を育むと思うのです」と、優しくわかりやすい言葉で穏やかに語りかける平松幹夫さん(岡山県和気町父井原)。...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

年100回の講演が好評!キラキラ輝く人生を送るためのマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1575《日本人なら知っておきたい年末の大切な歳時「正月事始め」》

今年は真冬になるのが早かった気がしますが、如何でしょうか。ところで最近、都会においても、猿や猪が出現して...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1574《忘年会での「無礼講」はどこまで許されるの?》

無礼講に関してはよく質問を受けるところですが、難しいところです。無礼講といった上司の本意が理解できれば、...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1573《品格がにじみ出る忘年会での振る舞い。好感のもたれる立ち居振る舞いとは》

今回は忘年会で、参加者としてどのように振舞えば良いのか?について触れておきます。忘年会は、いろいろな面...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1572《忘年会を盛り上げるにはコツがある②》

【忘年会の挨拶】忘年会には挨拶がつきものですが、幹事の開催の挨拶に続き、組織の長の挨拶があります。こ...

[ 歳時記のマナー ]

マナーうんちく話1571《忘年会を盛り上げるにはコツがある①》

日本独特の行事だと思いますが、今年も師走の風物詩「忘年会」の季節がやってきました。歓送迎会、ビアパーティ...

[ 歳時記のマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ