コラム

 公開日: 2012-07-26 

マナーうんちく話289≪なぜ鰻を食べるの?≫

間もなく「土用丑の日」ですね。
世界一鰻を食す日本人にとって、この日は特別な日です。

鰻を食しながら「うんちく」を語っていただければと思い、鰻についてのお話を、今日と明日、2回に渡り進めてまいります。

日本人にとってウナギはとてもなじみの深い魚で、すでに5000年前頃には食されていたようです。

さらに日本最古の歌集、万葉集にも登場しています。ご存知の方も多いと思いますが大伴家持の鰻好きは有名です。

そしてすでに、この頃には、鰻はとても栄養価が高く、夏バテにとても良く効くことが解っていたようです。

但しこの頃の料理は、「かば焼き」ではなく、「白蒸し」だったようです。

さて、話は振り出しに戻りますが、再度ここで、「土用丑の日」とは、どんな日なのか?と言うことをお話ししておきます。

本来は、立春、立夏、立秋、立冬の前、約18日間を「土用」と言いますが、現在は、立秋前の約18日間を示す場合が多いようです。

そして、その約18日間の中で、暦の十二支(じゅうにし)の内の「丑の日」のことです。今年は7月27日(金)になります。
ちなみに、十二支は「子丑寅卯辰・・・・」のことです。

ところで、江戸時代は平安時代に続き、政権が安定し平和な時代が長く続いたわけですが、平和が長く続けば、それに合わせ多様な文化が生まれます。

実はこの頃、江戸は世界一の人口を抱えており、今で言う「外食産業」が栄えました。最も、この頃は、台所事情はとても貧しく、しかも独身の男性が多かったので、どうしても外食に頼ったのでしょうね。

うどん・そば・すし屋等と共に、仕出し屋、料理屋、さらに日本を代表する高級料理店も登場してきた頃で、このようにして、江戸の食文化が豊かで華やかになっていくわけです。

しかも「鰻の蒲焼」等とも関連が出てきますが、魅力的な味の「濃い口醤油」が開発され、食文化が飛躍的に発達します。

つまり、鰻、蕎麦、寿司、天婦羅などを一躍人気料理にした大きな要因は、味付けに有りますが、それに大きく貢献したのが濃い口の醤油の登場です。

ちなみに日本で料理が確立されたのは、平安時代だとされていますが、当時の料理は、「塩」「酢」「酒」等が味付けに使用されていたようです。

しかし、夏の暑い時期には、どうしても客足が遠のきます。鰻屋しかりです。
そこで、なんとか、売り上げを確保する知恵は無いものか?と鰻屋の主人が、当時のマルチ学者平賀源内に相談したところ、土用は「う」の付くものを食べるのがいいけど、特に「丑の日は鰻を食べる日」にしたら?と知恵を授けてくれたわけですね。

そこで、「丑の日」に、「今日は土用の丑の日!鰻を食べる日です」というようなキャッチコピーを表に張り出したところ、千客万来になったので、我も我もと言うことで、他点が次々とそれに倣い現在に至っています。

以上の他にも、土用の丑の日にウナギを食べるようになった理由は、いくつか説があるようですが、平賀源内説が一番有力のようです。

次回は「蒲焼き」についてのお話しです。



この記事を書いたプロ

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

マナー講師 平松幹夫

岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL:090-4573-1062

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
参加者の声

【和気町協働事業「バラ色未来創造大学」に参加された方の声(アンケートから抜粋)●講座に参加するたびに若返る気がします。この年で新たな生きがいができ大変うれしい...

講演会・研修会メニュー

【女性部・女性会向け厳選講座】商工会、法人会、各種団体女性部から婦人会、地域、企業、サークルまで幅広く対応できる人気講座で、人生を前向きに生き、身も心も精...

 
このプロの紹介記事
マナーと自分磨きを指南する平松幹夫さん

美しいマナーを身につけてハッピーな人生を!(1/3)

「マナーは相手への思いやりを表現するためのスキル。形だけでなく、そこに込められた意味を理解したうえで身に付けることで、人間関係を良好にし、心の豊かさを取り戻せると思うのです」と、穏やかな物腰で語りかける平松幹夫さん。マナー講師、講演会講師と...

平松幹夫プロに相談してみよう!

山陽新聞社 マイベストプロ

講演・セミナーが大好評!老若男女をキラキラ魅せるマナー講師

所属 : 人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション
住所 : 岡山県和気郡和気町父井原824番地 [地図]
TEL : 090-4573-1062

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

090-4573-1062

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫(ひらまつみきお)

人づくり、生きがいづくりプロジェクトの岡山ハッピーコミュニケーション

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
マナーうんちく話1433《女性の社会進出とレディーファースト文化②》

日本では男性優位の生活が長かったので、女性は控えめが美徳とされていましたが時と場合によります。明治に入...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1432《女性の社会進出とレディーファーストの文化①》

桜前線や花見情報などこれからしばらくは桜の話題で盛り上がる時期ですね。科学が発達したおかげで最近では桜...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1431《日本の幸福度と教育と感謝の心》

全国のトップを切って3月21日に早々と東京で桜の開花宣言がなされましたが、これから順次「桜前線」が日本列島を南...

[ マナーの心得 ]

マナーうんちく話1430《中高年に課せられた高度なマナーとは?》

日本では「春は嵐と共にやってくる」といわれますが、西洋では「春はライオンと共にやってくる」と言われます。...

[ 人間関係を良好にするマナー ]

マナーうんちく話1429《「弊社」と「当社」、好感をもたれるのはどちら?》

和風月名では3月は「弥生」ですが、他にも「雛月」「桃見月」「花見月」そして「夢見月」があります。いずれ...

[ ビジネスマナー ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ